今回、同社はラジオCMを通して「ハッピーカーズ」という名前を多くの人に届けていきたいとしています。また、ハッピーカーズが「徹底的に売り手の利益を追求することで地域に貢献していくこと、出張中古車買取りネットワーク加盟店数No.1だから安心であること」を伝えたいというところから企画制作されています。
夫婦篇では、夫の「クルマ、どこに売ろうかなぁ」というつぶやきから夫婦の会話がはじまります。しかし、実在する店舗の名前が飛び出したり、リアルなクレームが語られたりと、とてもオンエアできないものになったとか、ならなかったとか。そういった事情から、完成したラジオCMでは「ピーー」が多用されていて、具体的な内容はよく分からないものに。夫婦の会話は「ピーー」で隠しましたが、ハッピーカーズは、お客様に隠しごとをせず本音で対応しますというメッセージで締めくくられています。
ハッピーカーズ ラジオCM20秒「夫婦」篇
セールストーク篇では、ハッピーカーズのセールスマンが元気よく登場し、車買取りのハッピーカーズ がお客様に選ばれている理由を説明していきます。しかし、肝心な部分は「ピーー」で隠れていて、よく分からないような、なんとなく分かるような。ハッピーカーズが何にこだわっているのか、どんな理由で安心できるのか、ホームページで確かめてみたくなる映像となっています。
ハッピーカーズ ラジオCM20秒「セールストーク」篇
音声のみのラジオだからこその効果を狙ったハッピーカーズのラジオCM。会話の途中に「ピー音」を入れて、リスナーの関心をうまく引いています。よくある古典的手法ながらも“ながら聞き”が大半であろうリスナーの関心を引くには、やはり効果的な施策です。中古車買取り業界では、保険金不正請求の発覚に端を発するビッグモーターの問題もあるなか、「ピー音」で隠された台詞が気になる人は多いはず。そんなタイミングでのあえてのラジオCM企画は、自社のサービスへの自信の表れともいえそうです。いちばん伝えたいところを、あえて隠すことで関心を引く、を成立させる好例がありました。