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「頑張って生きるのが嫌な人のための本」。おお、ぼくのことだ、と思って読んでみました。
タイトルはこんなですが、中身は「自由」を巡る真面目でまっとうな思索です。
著者は若くして亡くなった友人「K」に対し語りかけるかのように文章を綴っていきます。
自由を追求したあげく、死を選んでしまった「K」。その選択は必然だったのか、それとも避けられるものだったのか。さまざまに志向を巡らせていくのです。
自由。
思うに、ぼくも結局、自由になりたいのだと思います。
しょせんヒトである限り一定の制約は受けるかもしれないけれど、べつにそこまで「極限的な自由」を求めているわけじゃない。
ただ、いまよりもう少し「不可能」を「可能」にしたい。それだけ。
たとえばいくらかお金があればそれだけでできることはたくさんあるし、身体が思ったように動くというそれだけのことも大きな自由を保障している。
あらゆる
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