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先ほどまで映画『君の名は。』のネタバレラジオを放送していたのですが、そこで話したことを記事の形でもまとめておきます。
以下、『君の名は。』のネタバレを含みます。未見の方はなるべく読まないでください。オーケー?
さて、『君の名は。』では、クライマックス、ふたりの主人公、瀧と三葉はすべての記憶を失って離ればなれになります。
瀧は何かを失ってしまったという喪失感を抱えながら日々を過ごし、そして数年後、ふたりが運命的に再開するところで物語は終わります。
感動的なハッピーエンド。しかし、ぼくはここでもう少し印象が弱いものを感じたのですね。いや、作品そのものは傑作で、クオリティ的には文句なしなのですが、いわば99点で、100点は付けられないようなところをどこかに感じたのです。
それはどこなのかといえば、いまにして思えば、このハッピーエンドそのものに「嘘」を感じ取っていたのだと思う。
つま
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今回は「おっぱいおっぱい」とは言いづらそうな記事ですね・・・。
それはともかく、この記事を読んでZガンダムを思い出しました。この作品はテレビ版においては、主人公は大変なことになってしまいます。これは普通の作品ならありえないのですが、ここまでの壮絶な展開からすると、「こうなってしまっても仕方がない」と納得できるものがありました。
対して劇場版では、テレビ版とは逆に王道エンターテイメント的な最後になっています。でも、だからといって違和感はありませんでした。
劇場版も大まかなストーリーはテレビ版と大きく異なるわけではないのですが、登場人物の精神状態がまったく違います。テレビ版が他人に対して「厳しい世界」なのに対して、劇場版では「優しい世界」なのですね。
これはおそらく、富野監督自身の精神状態の違いなんじゃないかと思います。テレビ版の時は「人間ってバカだよね」という諦観があるのに対して、劇場版の時には人間の良い部分や、希望を描こうという意思が感じられます。
テレビ版と劇場版で両極端なラストシーンとなっていますが、どちらも嘘くさく感じないのは、制作時に作り手に一貫した考えがあるからだと思います。
おっぱいおっぱい。