nightrudeさん のコメント
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ども、海燕です。しばらくブロマガを休んでしまっていましたが、何をしていたかというと、小説を書いたりしていました。幾本か自主的に没にしたのですが、ここに最後まで完成したものを掲載しておきます。
ほぼ数時間で書き上げたものでしかありませんが、生まれて初めて自分でそこそこ満足できる作品かもしれません。もちろん、まだまだ未熟ですが……。分量も、ほぼ予定通り。原稿用紙40枚ぴったりです。よければお読みいただければ、と思います。でわ。
◇◇◇ 「思い出は嘘をつく」 約束の日はついにあしたに迫っていた。
瀬戸洋司は期待と興奮を抑えきれず、意味もなく家じゅうを歩きまわっては、わくわくと昂ぶる胸をぎゅっと押さえ込んだ。時折り、ひとりで叫んでみたり、畳の上でぐるぐると転げまわったりして家族に迷惑がられはしたが、父も母も、おおむねそんな洋司をほほ笑ましそうに見つめていた。
なんといっても、あしたは、かれ
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