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学校教育の弊害で、最も大きいものは何だろうか。それはいくつもの科目を教えることにより、その科目に対する苦手意識を植え付けることなのではないか、と思う。初めはそれらに強い関心を持っていた子供でも、押し付けられて教えられるうちにみるみる嫌いになっていく。そして「自分はこれに向いていない」というコンプレックスを感じ始める。
そのひとつが科学に対する拒否感だ。内田麻理香によれば、すべての子供は好奇心旺盛な小さな科学者として生まれてくる。しかし、かれらのうちの多くはいつのまにか「科学する心」を忘れ去ってしまう。
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