• このエントリーをはてなブックマークに追加

今なら、継続入会で月額会員費が1ヶ月分無料!

本格ミステリのマイルストーン『りら荘事件』を読む。(1295文字)
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

本格ミステリのマイルストーン『りら荘事件』を読む。(1295文字)

2012-11-08 21:56
    りら荘事件 (創元推理文庫)

     『黒いトランク』と双璧をなす鮎川哲也の長編代表作である。途中で人物の出入りがあるため狭義のクローズド・サークルには入らないが、のちの新本格の綾辻行人や有栖川有栖の「館もの」に膨大な影響を与えたと思われる歴史的な小説だ。

     昔、ある実業家によって建てられた「ライラック荘」は、その実業家が株の暴落によって自殺して以来、「りら荘」と呼ばれ、芸術系の大学の保養地となっていた。そのりら荘に大学の美術部と音楽部の学生たちが訪れる。日高鉄子、行武栄一、尼リリス、牧数人、橘秋夫、安孫子宏、松平紗絽女の七名。

     それぞれに愛憎を抱えたこの七人が集ったりら荘で、恐怖の連続殺人事件が発生する。最初の死者は炭火焼き小屋の中年男。そしてその死体の傍らにあったのは、どこへともなく消えたトランプのスペードのエースだった。

     やがてそれに続くように殺人が起こり、その傍らにはスペードの2が置かれていた。そしてまたそ
    この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
    ニコニコポイントで購入

    続きを読みたい方は、ニコニコポイントで記事を購入できます。

    入会して購読

    この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

    コメントを書く
    コメントをするには、
    ログインして下さい。