1.かわいい女の子が登場する4コマ漫画である。2.ストーリー性は薄く、日常の風景が執拗に描写される。3.男性キャラクターは出てこない場合が多い。4.登場する女の子同士で百合的な関係にある場合が多い。
弱いなら弱いままで。
このブログの読者さんがどういう記事を求めて読んでいるのか、正確なところはわからないわけですが、まあ「ゆるオタ残念教養講座」というくらいですから、何かしらオタクな記事を求めておいでの方が多いでしょう(そういえば昔、「オタッキー」とかいうくだらない形容詞があったけれど、死語になったなあ)。
そういうひとにあまり自意識炸裂☆な記事ばかりおとどけするのもさしさわりがある気がします。
だから、きょうは「これぞゆるオタ!」という萌え4コマ漫画の話でもしようと思います。
というか、さっきまで漫画喫茶にこもって『ゆゆ式』と『きんいろモザイク』を読んできたので、その話をしたいというだけなんですけれど。
万が一、知らないがいたひとのために一応解説しておくと、萌え4コマとは! 萌える4コマ漫画のことです。そのままですね。
おそらく、以下のような共通した特徴があると思われます。
まあ、この条件をすべて満たしていたら、それは萌え4コマの王道をゆく作品であると云っていいでしょう。
ちなみにこのジャンルの開祖は天才あずまきよひこのヒット作『あずまんが大王』であると思われます。
さかのぼればもっと前にもあるかもしれないけれど、『あずまんが大王』がこのジャンルにとってひとつのブレイクスルーであったことは間違いないでしょう。
以降、『らき☆すた』や『けいおん!』といった秀作に恵まれつつ、このジャンルは漫画界に確固たる地位を築き上げて定着し、いまに至っています。
そのあいだ進歩も変化もほとんどしていないように見えるのだけれど、まあそれらの漫画がオタ業界に与えた影響は巨大なものがありました。
というのも、これらの作品は続々アニメ化されて、「日常系」と呼ばれる一群の作品を形づくることになったからです。
ゼロ年代以降、なんだかそういうアニメばかりヒットしているような気がします。
少なくともやたら同じパターンのゆるゆるアニメを見かけることはたしか。
そのうち最大のヒットとなったのはいうまでもなく『けいおん!』でしょうが、それ以外にもいくつか秀作は誕生しています。
で、ぼくとしてはこういう作品が大量に出てくる背景はものすごくよく理解できると思うのですね。
やっぱり一般的な物語に付きまとう「物語性」を忌避していったら最終的に
この記事の続きを読む
ポイントで購入して読む
※ご購入後のキャンセルはできません。 支払い時期と提供時期はこちら
- ログインしてください
購入に関するご注意
- ニコニコの動作環境を満たした端末でご視聴ください。
- ニコニコチャンネル利用規約に同意の上ご購入ください。
2013/08/27(火) 16:26 ランキングひと桁順位に思うこと。(2120文字)
2013/08/27(火) 17:42 「3.11以降のオタク文化は激変する」という言説はいったい何だったのだろうか?(2061文字)