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 森山たつを『一万冊売ってわかった! 電子書籍を売る方法』を購入。いま、リアルタイムで読んでいるところなので、本としての評価は差し控えますが、実践的で役に立つ気がします。

 特に「電子書籍をKDP(Kindle Direct Publishing)で売る場合の価格設定は99円か250円の二択」といった具体的な情報はありがたい。自分でトライアル&エラーして探る手間が省ける。

 こういう本を安く提供してくれるひとはほんとうに偉いですね。もちろん、無料でネットに情報を挙げてくれればもっとありがたいのだけれど、ブロブやウェブサイトの文章より電子書籍のほうが読みやすいし、何よりぼく自身が有料で情報発信している身なのでそういうことは云えない。

 いまのところ特に電子書籍で儲けようという気はないのだけれど(そのエネルギーをブロマガに費やしたほうが長期的利益につながりそうだから)、いつ状況が変わるかわからないし、電子書籍を出版したいという気そのものはなくもないんだよね。

 というのも、このブロマガの過去ログをどこかに保存しておきたいのです。このブログ、既に850本を超える過去ログが存在しています。

 1記事が2000文字としても(じっさいにはもっと多いはず)170万文字、紙の本にして20冊分弱というけっこうとんでもない量があることになります。

 そして、ほぼすべての記事が1本50円に設定されているので、これらの過去ログをすべて購入しようと思ったら、4万円以上支払う必要があるわけです――。いやいや、どう考えても無理でしょ。

 どんな熱心な愛読者がいたとしても、そんな金額を支払って全記事を読む人がいるとは思われない(ちなみに過去ログの価格はきのう、消費増税で自動的に52円に値上がりしたので、じっさいにはもっとかかります。しかしこの記事そのものを含む4月移行の記事は再度税込み50円に設定しています)。

 つまり、このブロマガの過去ログは実質的に死蔵されている状態にあるのです。ほとんどだれも読めないというのが現状だということ。これはもったいない! そう思いませんか。

 それでは、どう対処すれば良いのか? ひとつには、過去記事の価格を下げるという手があります。1本10円にするとか。

 ただ、あまり安くしてしまうと、入会してくれそうなひとが「過去ログになってから読めばいいや」と判断してしまう危険性があるし、何よりいちいち記事を購入する手間がかかることには変わりない。

 結局、出てくる結論としては、「べつの場所でまとめて売る」というのが最善であるように思えます。そのべつの場所というのが、Amazon KDPであるわけです。

 印税率的にはもっと利益が見込めるところもあるのだけれど、読者としてはいちいち知らないサイトに住所氏名やクレジットカード番号などを入力するのはめんどくさいに違いない。

 まあ、Amazon KDPが適当なところでしょう。この本によると、Livedoor blogを使えば電子書籍は簡単に作れるらしいです(Wordなどでも作れますが、これを見る限り、たしかにLivedoor blogのほうが簡単そう)。Livedoor偉い。

 あまりに簡単そうなので、ぼくもちょっと発奮してサンプル作品でも作ってみようかなあ、という気になります。既にアーカイヴスが大量にあるわけで、いくらでも作れそうな気はするんだよね。

 まあ、約850本の記事をひとつの電子書籍にまとめるわけには行かないから、たとえば2013年8月号とかいう形でまとめることになるでしょう。

 価格は250円にしたいところだけれど、それだとブロマガ1ヶ月ぶんの代金より安くなってしまうから、350円というところかなあ。

 いや、でも、たとえば「書評記事編」とか「アニメ感想記事編」とかでまとめたほうが良いのでしょうか。ここらへんはちょっと微妙なところですね。ご意見ください。無駄な記事もたくさんあるからな……。

 当然、