思考の遊び場(メカAG)

今回はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。

■思考の遊び場(メカAG)
ある時期、自分の思考の枠組みを壊してくれるような本を探しまわっていた。まだ20代の頃だったかな。マーチン・ガードナーの「ひらめき思考」とかを入り口に、なんか麻薬中毒患者のように「もっと刺激を~~」みたいに(笑)。まあ「ひらめき思考」自体は高校の頃読んだような気がするけど。日経サイエンスの別冊か何かで。

手品のネタとか、暗号解読とか、ミステリー小説とか。なんで暗号解読が挟まってるかというと、ミステリー小説に少なからず暗号が出てくるからなんですな。それで興味をもった。邪馬台国とかの古代史に興味をもったのも、「いろは歌」の暗号がどうとかいう本だったし。

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思考力というのは、既存の思考のルールを外して、別なルールの世界を構築することだと思うのだよね。SFなんかまさにそれ。「もし○○が××な世界があったら」と。あくまで「別なルール」であって、ルールがないということじゃない。

別なルールの世界を考えることで、逆にいつもの自分が無意識に以下に多くのルールに縛られているかを自覚できる。

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たとえばこれなんか思考の遊びだよね。

「300℃の熱湯をカップ麺に注いだら1分で出来上がるよな?」 『ちゃんねるZ』

http://channelz.blog.fc2.com/blog-entry-1563.html

こういう話に「水は100度以上にならない」なんてレスするのは野暮な話。この話の世界においてはどういうルールか?をまず考えて、その世界のルールに則っていかに思考できるかというゲームなわけだ。

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だから

でも300度のスープとか熱すぎて口付けられないんじゃ・・・結局冷めるまで待たないと食べられない

とか、

100度まで沸かすのと300度まで沸かす時間の差を考えると、トータルで100度+3分のほうが早いだろ

とかは、この世界のルールに矛盾しない正しい指摘となる。

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-100度のお湯を入れたらどうなるの?
-3分後に出来上がるに決まってんだろ

これなんか秀逸だよね。一見馬鹿げているけど、こういう思考ができることが大事。

執筆: この記事はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。

寄稿いただいた記事は2014年07月14日時点のものです。

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