…そんな人たちによって私たちの食卓の魚は支えられているんだと思うと、『魚はうまければいい』とか『安ければいい』『新鮮であればいい』と勝手に思っていた自分をちょっと反省させられたことがあります「食卓の向こう側」には、どんな景色が広がっているのでしょうか。「浜の暮らし編・その2」は、食卓を支える漁業現場が舞台です。
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【結城登美雄の食の歳時記#13】「うまければいい」「安ければいい」のか?(浜の暮らし編・その2)
海の上で船を操り仕事をしている人たち、その人たちの暮らしぶりはどうなっているのだろうか、とそんなことが気になります。
360万人の農業者と24万人の漁業者(2006年の値、以下同様)で、日本人1億2700万人の食べ物を何人で支えています。約3%の人が97%の食料を支えているのがこの国の担い手の現実です。
【漁業経営体の推移(2002〜2012年)】
2012年現在の漁業経営体数は約8.8万経営体、漁業者約17万人に減っている(2011年以降は岩手県、宮城県及び福島県を除く値)。(資料:「平成24年漁業就業動向調査の結果」より)
心配なのはそのうちの68%、3人に2人が60歳以上の高齢者だということです。この数字はのんきに、美味しいものだけのことを考えてはいられないぞということを思わせてくれます。(無料ここまで238文字/1,077文字中)
コメント
コメントを書く私たちが、人並みに文化的生活を営みたいと思うと、自給生活など無理なことであり、あらゆる産業に従事する方たちによる継続的な供給体制が整っているからこそ可能なことを気づかさせられます。毎日、普通に生活していると忘れてしまいます。
感謝の気持ちを時々心に刻むよう努めたいと思います。。
>tsumizuさま
コメントありがとうございます。何気なく過ごす日々の中で、小さな「気づき」があることが大切に思います。つい忘れてしまう供給側の視点を少しずつでも届けて行きたいと思います。