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Vijuttoke23年10月号「SLAPSLY / CHIYU」インタビュー
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Vijuttoke23年10月号「SLAPSLY / CHIYU」インタビュー

2023-10-27 18:00

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    CHIYU HP

    ソロ名義「CHIYU」からバンド名義「SLAPSLY」へ!
    この5年のCHIYUを全て出し切りCHIYUをカラカラにした作品「OUTBURST」
    1回整理して、土台をもっと固めて、ちゃんと1回壊してから、もう1回作り直したいそんな思いから新しい挑戦へ!​

    ■CHIYU/SLAPSLYさんとしてソロ活動5周年。 この5年はCHIYUさんにとってどんな5年でしたか?

    CHIYU:この5年は、とにかく環境や何もかもが全部ガラッと変わった5年で、自分で何かしない限りは、本当に何も進まない、広がらないというか、バンドからソロになる大変さをことごとく突きつけられた5年だったと思いますね。


    ■バンドからソロになって、1番変わった所は?

    CHIYU:目に見えない部分で大分ありました。これは他のメンバーがやっていたから何もやらなくても良かったみたいな事も非常にありましたし、バンドの時は結構忙しいと思う時期もありましたが、今改めて考えると、むちゃくちゃ暇だったと思いますよね。それぐらい忙しさを突きつけられた5年だったので、色々な人の助けは勿論、ステージ上での空気作りや、流れなども全部やらないと行けないので、そう言う分担が出来ない事で結構苦労しました。良いライブをするとか、良いレコーディングをするだけではない仕事がたくさん見えて来たというか、単純にバンドの時はベースを練習して、ベースを上手に弾いて、良いアレンジするぐらいで良かったのだと思い知らされました。


    ■ミュージシャンと言う部分にプラスアルファとして、音楽を生業としている人と言う意味での、キャパシティというか、人間の幅が非常に広がった5年っていうイメージなのですかね?

    CHIYU:イメージ的にはそうですね。だから今は1番ベースが二の次になっていますね。曲作り、アルバム作り、何をするにも構成を考えているので、極端に言えばベースの事は何も考えてないかもしれないですね。ソロの場合は、歌をもっと練習するとか、こう歌いたいとか、ライブでは良い空気作りが出来たら良いなとか、頭の主軸が、結構変わったかもしれないですね。


    ■そんな中、環境も変わったコロナ禍で、ライブの仕方や打ち出し方も考えないと行けないストレスもありましたか?

    CHIYU:もうコロナ禍に関しては言い訳に出来ない時期に来ましたが、その当時はライブに行けない、ライブが出来ない状況で、みんな家にいて、そこでの楽しみ方を見つけてしまっている現状を壊して、もう1回ライブに足を運ばせる努力をしないと行けない時期だと今は感じていますかね。


    ■活動5周年を記念して、今作のアルバムリリースのタイミングで、名義をCHIYUから、SLAPSLYに変更されました。改めてどういった経緯があったのでしょうか?

    CHIYU: 5年やって来て、思うように全然活動は出来てなかったので、個人の力量しかり、コロナ禍しかり、理由は様々あるのですが、自分自身がマンネリ化したのもあって、1回整理して、土台をもっと固めて、ちゃんと1回壊してから、もう1回作り直したいとずっと思っていたんです。 そのタイミングで、「PENICILLIN」さんのサポートや、「KIRITO」さんのサポート、今回は自身のバンド「SuG」も動くということで、半年以上ソロ活動が出来ない状況が確定したのもあり、それを見据えて1回リスタートの気持ちでバンド名義にしました。同じサイクルでは意味が無いし、メンバーの感覚で一緒にやる以上、サポートメンバーにも衣装を用意して、ファンクラブの名義もきちんと決めてファンと一緒に一致団結して、もう1回ちゃんと作って行こうと思ったからですね。


    ■このSLAPSLYの意味ですが造語ですか?

    CHIYU:完全に造語ですね。SLYはずるいとかの意味はあると思いますが、SLAPは、スラップスと言う確か黒人のスラング用語から来ていて「 最高、イケてる」の意味があって、それの組み合わせで、ずるいほどかっこいいみたいな感じにしたかったのと、ベースの奏法でスラップってあるじゃないですか。そこにも掛かるから、ベーシストのソロっぽいバンド名だなって思いました。それにプラスアルファ、スタンと言うこれも造語で熱狂的なファンみたいな意味があるのですけど、そこからファンクラブの名称を「スラップスタン」にしたり。略して「スラスラ、スラスタ」とか言いやすいのもありましたね。その「スラスタ」と言う言葉も一度調べてみたら、船の動力でプロペラみたいな意味で、船になんかバツに丸がついているマークがあって、これをスラスターマークって言うのですけど、ファンのみんなの動力で、一緒に進んでいきましょうっていう意味も全部重なってこの名前にしたんですよね!


    ■なんか運命的な感じだったのですね。

    CHIYU: そして検索しても何も引っかからなかったんですよ。検索で1番上に出てくると言う事もあって、それも決め手でした。これを元に、他の名前がないか、もっと色々調べたり、探したりとか、考えたりしたんですけど、この名前を超える名前はなかったですね!


    ■5周年を記念したアルバムで、SLAPSLY名義でアルバムリリース、そしてタイトルは「OUTBURST」。まさに壊すみたいな意味でしたよね?決意を色々感じるタイトルに感じました。

    CHIYU:完全にCHIYUを壊す訳じゃないですけど、1回バラバラにして、それをまた固めましょうと言う、ストレートすぎてダサいとも思ったのですが、わかりやすく行きました。


    ■今回は、新曲5曲と過去作品からライブの定番曲9曲をセレクトしたベストアルバム的要素を含んだコンセプトアルバムとなっております。このアルバムはライブした時の事なども想定しての制作になったのですか?

    CHIYU:本当の根本はちょっと違って、リリース順、時間軸順に曲を並べていたのですが、イマイチしっくりこなかったんですよね。 1回アルバムの曲でライブを組んでみようと思ってセットリストを組んだイメージですね。


    ■新曲の中の5曲ですが、1番最初に出来たのはどの曲だったのですか?

    CHIYU:「Diary of Life」だけは、1年とか2年ぐらい前から原曲はありました。この曲は「Sadie・The THIRTEEN」のギターの美月がたまに、自分の為に作った曲をこの曲CHIYUっぽいからってメールで送ってくれるんですけど、その中の1曲で、今回のアルバムにはハマった感じですね。メロディとかは結構変えたりはしているのですけど、基本軸は原曲のままですよ。


    ■SLAPSLYに名義を変える決断をした後、出来た曲はこの中にはあるのですか?

    CHIYU:名義を変えることは決めていて、並行して曲を作成して行って、ある程度曲が出来てきた時に、やっとSLAPSLYと言う名前も出て来た感じです。


    ■新しい挑戦をして行こうと言う気持ちで、新曲自体は制作して行った感じなのですね?

    CHIYU:そうですね。去年12月の生誕ライブの際、ファンにはちょっとだけ期間が空きますが、新しい挑戦はして行きますと言うMCはしていて、それまでに作っていた曲も何曲かあったんですけど、それも1回破棄して、今年の頭からもう1回リセットして作り直している感じですね。


    ■1人で看板背負って行く中、歌っている歌詞や、歌う言葉みたいな所は5年間の中で変化などもありますか?

    CHIYU:1番最初にリリースした作品が1番ひどいんですよ。全部初めての事で、歌うのも、歌詞を書くのも初めてだったので、小難しい事をしようと言う縛りみたいなのが自分の中にあって、そんな事をやっていた結果、自分の中にないものを無理矢理やっても良くないなって思いました。自分の中から出て来てないものを、無理やり出そうとしていたので多分違ったんでしょうね。それ以降、アホみたいな小恥ずかしい歌詞でも、ありのまま書いてみようと思ったんです。その中で「Egoistic GAME」と言う曲があって、好きって叫ぶような率直な歌詞を書いてみたんです。結果お客さんも覚えやすいし、他のバンドマンにも反応が良くて、ストレートなほど印象が強くなるのだと思いました。強くなるものだと思いこっちの作戦勝ちかなと(笑)。あとは毎回リリースする度に、ファンに向けた曲を1曲ずつ書く事にしたんです。今作の「Diary of Life」は、今の心情をそのまま素直に書きましたね。今までの「Regret」とか、「未完成のヒマワリ」とかもそんな曲で、全部ここへの伏線みたいな感じの歌詞にしたく、曲を線で繋いで来た感じです。
    ファンに向けての今の答えは「これですよ!」みたいな感じのイメージで書きましたね。


    ■移り変わり行く中、SLAPSLYになって変化を求められる中で、今作のアルバムをリリースして、SLAPSLYとして初のツアー「SLAPSLY in da house ~OUTBURST~」がはじまります。衣装の話は先ほどありましたが、ライブの作り方みたいなところで、どのように変化して行きたいと思っていますか?

    CHIYU:衣装だけでも、見た目のインパクトは大分違うとは思うのですが、今までずっと同じサポートメンバーでやって来たのですが、このままでは結局何も変わらない気がしたんです。テンション含め自分にも刺激が欲しかったので、サポートメンバーも一新した事で、そこから出てくる新たな引き出しも期待しているし、今回のツアーは、初日と最後は特に会場でLEDビジョンが使えるから、そこの部分でもきちんと表現したいなとは、大枠の構想の中では考えています。


    ■ソロというよりはバンド感がより強固になる感じなのですかね?

    CHIYU:色んな意味も込めてサポート表記はしていないんです。SLAPSLYのメンバーとして、今回のイケてるメンバーこいつらよ!みたいな感じで、メンバーとしてやりたい気持ちを表にも出して行きたいと思いましたね。3ピースの形を変えようとは思わなかったので、例え今回のメンバーが変わったとしても、また新しい三角、良い三角を、ちゃんと繋いでいけたらなとは思っています。


    ■メンバーだと言う部分で、ライブの作り方、意識なども変わって来るかもしれませんね?

    CHIYU:自分は「NIGHTMARE」の柩がやっている「GREMLINS」と言うバンドでサポートしているのですが、そのバンドも最近サポートの表記が無くなっているんですよ。やっぱ空気感は他のサポート現場とは全然違いますね。本メンバー2人がサポートに任せる時間とかも多いですね。SLAPSLYでもドラムとギターのメンバーがメインになる時間があってもいいなと思うし、単純にドラムソロの時間があっても良いと思っています。


    ■メンバーの一員と言う事なので、CHIYUさんから求められる事も多いかもしれないですね!そして今まで以上グルーヴ感も高めて行けたらですね!

    CHIYU:ガンガンですね!(笑)ただグルーヴ感と言う部分では課題ではありますね。自分は歌うし、ベース弾くって所で、なかなかそこが高められ無くて、今の所上手く行った試しはないので、そこを改善してもっとお客さんを巻き込めたられたらと言うのがずっと課題としてありますね。それがどうしても無理なら、4人メンバーでも良いと思うぐらい結構大きな課題です。


    ■今までもずっと3ピースだったのですか?

    CHIYU:基本3ピースで、生誕祭の時だけ毎回違うことをやっていて、歌だけの時もあれば、ピアノを入れて4人、他のベーシストを入れて5人の時など、生誕祭だけは自由なのですが、それ以外は基本的に3ピースで行きたいのはありますね。


    ■3ピースバンドの進化みたいな所って、何か考えている事はありますか?

    CHIYU:まだなかなか実行に移せない部分があって、アップライトのベースを弾きながら、ベースボーカルの3ピースのV系バンドって見たことないので、本当はそう言う所に行きたいのですが、今の所無理ですね。まだエレキで必死です。(笑)もっと年を重ねて大人になって渋みを出して行く、そういう形でも良いのですが、ソロの活動が一番忙しすぎて1番時間が無いですからね。


    ■今後のビジョンは?

    CHIYU:生誕祭は今年もやるのですが、多分ソロのライブ自体は今年はそれが最後になると思います。その際に次の発表が出来たらとは思っていますが、やはり5年やって来て対バンイベントなどへの出演も全く無かったので、色んなバンドさんとも絡みたいのはあります。単純にライブ本数も少なかったので、固まるものも固まらないし、ファンの子も忘れた頃にライブとなるのでノリも忘れますよね。今はワンマンでの展開とかは別にどうでも良くて、色んなバンドからの刺激も欲しいし、新人バンドぐらいのテンションでやって行きたいと思っていて、名義も変わったし、心機一転ジャンル問わず色んな所にぶつかって行きたいですね。とにかくインプットが欲しいんですよ!(笑)


    ■確かに現状のCHIYUさんの活動はアウトプットばかりしている状態ですよね!

    CHIYU:もう自分自身はカラカラになっています。(笑)


    ■最後に今作の「OUTBURST」は、CHIYUさんにとってどんな1枚になりましたか?

    CHIYU:通常盤だけでも、ある程度網羅は出来ますが、限定盤に関してはDVDに、今までのリード曲のMVも全部入っているので、そちらだと本当に全て網羅出来ます。本当にこの5年のCHIYUをぎゅっとした感じなので、それを聴いてライブに来たらほぼ9割分かるぐらい詰め込んだ内容となっています。なので、全てここに出し切ったので、後は新しいものを制作しないと行けない状態です。一旦、カラカラにしようと思ったので、カラカラになったら綿も水を吸い込むだけなので、SLAPSLYとして、また新しいものを吸収して作品にまたアウトプットしなければダメだと思うし、「PENICILLIN」「KIRITO」「SuG」とかで、改めて知ってくれた人もいると思うので、そう言う人達にシンプルで、分かりやすい、ライブでも楽しめる形に持って行けたらですね。音だけや映像だけでは無く、ぜひライブに来て体で体験して欲しいです。今回のアルバムでSLAPSLYの事を知るきっかけになっていただければ嬉しいですね。

    ■今回、本当に惜しみなく出し切った事がよく分かりました!

    CHIYU:もう今は本当に出すものがなくなりましたので今後が逆に楽しみです。ぜひともカラカラになった今のCHIYUの全てを全部聞いて欲しいです。


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    Vijuttoke INFORMATION

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    ≪23年10月号 配信LINE UP≫
    10月23日(月)18:00 ゼラ / Sadie
    10月24日(火)18:00 GrimAqua / LIBRAVEL
    10月26日(木)18:00 千聖 (MSTR Crack6 / PENICILLIN)×  H.U.G(ryo、Karyu、横山和俊) / 断頭台のメロディー
    10月27日(金)18:00 SLAPSLY

    Artist INFORMATION

    5th Anniversary Concept Album
    「OUTBURST ~The best of the CHIYU~」
    2023.9. 27(水)ON SALE

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    ▲[通常盤]
    FAM-10006/CD ONLY/ジュエルケース 
    ¥3,182(税込¥3,500)
    発売元:FUN ALL MUSIC/販売元:ダイキサウンド *一般流通


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    ▲[限定盤]
    FAM-10006L/CD & DVD/2DISC/トールケース/32P ブックレット 
    ¥6,818(税込¥7,500)
    発売元・販売元:FUN ALL MUSIC
    *オフィシャル WEB ショップ、ライブ会場等で販売 
    ・オフィシャル WEB 初回予約限定特典付



    SLAPSLY 1st TOUR
    「SLAPSLY in da house ~OUTBURST~」

    2023.10/28 (土) 東京・渋谷 SHIBUYA REX 
    2023.11/03 (金・祝) 愛知・名古屋 ell.SIZE 
    2023.11/04 (土) 大阪・心斎橋 OSAKA RUIDO 
    2023.11/11 (土) 東京・代官山 SPACE ODD
    [SLAPS MEMBER] Gt. JOHN / Dr. 宏崇


    ≪23年10月号 配信LINE UP≫
    10月23日(月)18:00 ゼラ / Sadie
    10月24日(火)18:00 GrimAqua / LIBRAVEL
    10月26日(木)18:00 千聖 (MSTR Crack6 / PENICILLIN)×  H.U.G(ryo、Karyu、横山和俊(YokodieS)) / 断頭台のメロディー
    10月27日(金)18:00 SLAPSLY

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