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'21年5月26日に最新アルバム『MASS』をリリースし、コロナ禍の影響から1年後にアルバム・ツアーをスタートさせ、2年強の期間をかけて同作を昇華したthe GazettE。リリース時期に捉われることなくツアーを行い、数年ぶりのツアーでいながら3種類のコンセプトを披露し、'23年7月に開催された最終公演は日本武道館で行うなど<MASS TOUR>はthe GazettEの強靭さをあらためて示す場となった。さらに彼らは’23年12月25日に11年ぶりとなるクリスマス・ライヴも行い、the GazettEを信じて待っていたファンに感謝を表した。the GazettEの葵(g)を招き、一連の動きの中でどんなことを思っていたのか語ってもらったインタビューを、2回に亘ってお届けしよう。


Interview:村上孝之


――コロナ禍の影響により『MASS』(2021年5月)のリリースから約1年後にアルバム・ツアーをすることになった時は、どんなことを思いましたか?

葵:僕も含めてメンバーみんなそうでしたけど、リリースから時間が空いたとしてもツアーはやるべきだと思っていました。いろいろな思いを乗せて『MASS』というアルバムを作ったし、楽曲はライヴで演奏していくことで育っていくものだし、ファンと一緒に育てた景色というのも作品のひとつの要素だから。なので、絶対にやったほうがいい……というか、やらないという選択肢はあり得ないと思っていましたね。