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シドのスケジュールの合間を縫って2015年からAKi名義でソロ・アーティストとしても活動している明希(b)。コンポーザー、ベーシストとしての力量はもちろん、シンガーとしても確かな実力を備えたAKiは実に魅力的な存在といえる。そんな彼が、より音楽性の幅を広げるとともに、あらゆる面にさらなる磨きがかかったニュー・アルバム『Free to Fly』を完成させた。今なおアーティストとして進化し続けるAKiの最新の魅力が詰め込まれた『Free to Fly』について語ってもらったインタビューを前後編でお届けする。
Interview:村上孝之
――『Free to Fly』の制作に入る前は、どんなことを考えていましたか?
AKi:僕のソロのスタンスとはどういうものだろうと考えた時に、本命のという言い方は変ですけど、シドの活動の合間に曲を作って、自分のよりコアな部分を追求するのがソロのあり方だと思っていたんですね。もちろんそのスタンスが変わることはありませんが、長くソロ活動もやらせていただいている中で、ファンの子との絆みたいなものをすごく感じるようになってきたというのがあって。そうなった時に、やっぱりファンの子はこういう曲を聴きたいかなとか、こういう感じが好きかなといったことを考えるようになったんです。自分のエゴを突き通すということとはまた別軸で、もっともっとみんなに楽しんでもらえる楽曲作りということが、どんどん自分の中で芽生えていったんですよね。
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