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小飼弾の論弾 #236 「AdobeのFigma買収、パタゴニアの所有権譲渡は美談?イグノーベル賞に見る科学の神髄。西九州新幹線はいらない?」
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小飼弾の論弾 #236 「AdobeのFigma買収、パタゴニアの所有権譲渡は美談?イグノーベル賞に見る科学の神髄。西九州新幹線はいらない?」

2022-09-27 07:00

     「小飼弾の論弾」で進行を務める、編集者の山路達也です。
     無料公開部分の生配信およびアーカイブ公開はニコ生・ニコ動のほか、YouTube Liveでも行っておりますので、よろしければこちらもぜひチャンネル登録をお願いいたします!

     今回は、2022年09月20日(火)配信のテキストをお届けします。

     次回は、2022年10月04日(火)20:00の配信です。

     お楽しみに!

    2022/09/20配信のハイライト

    • iPhone 14 Pro感想と「円安だけど売るものがない日本」
    • 「世界経済とウクライナ情勢」と「AdobeのFigma買収はまだまだ」
    • 「角川歴彦逮捕」と「cloudとストレージの資源問題」「Twitterのテスト環境」
    • 西九州新幹線開業とFGT、地元の不支持とは?
    • 「パタゴニアの株譲渡と信託という仕組み」と「マヤのアルコール浣腸」
    • 「ブラックホールには毛とつむじがある」という話

    iPhone 14 Pro感想と「円安だけど売るものがない日本」

    山路:(小飼のiPhone 14を指しながら)ま、どうですっていうのも変ですが、どうです?

    小飼:あ、まあ、ぶっちゃけ、13 Proとは変わらなすぎて、

    山路:ぶっちゃけるなあ(笑)、

    小飼:うん。

    山路:ダイナミックアイランドでしたっけ、

    小飼:なんかそういうファンシーな名前がついてるけどね。

    山路:ちょっとじゃあ、カメラに。常時点灯はいいかもなあ。ここやね。これがノッチというか、今まではiPhone 12 Proとかだと切り欠きになってたのが、それが小さなホールになって、しかもそれをユーザーインターフェースとごまかして、使えるようになったと、

    小飼:うまいことごまかしとるなという、

    山路:しかしこの、Appleの人の、なんていうのか、ごまかしというか、いやソフトウェアのアイデアというか、口八丁手八丁的なところの頭の回転の速さってのはびっくりさせられるものがありますけどね(笑)。あと、カメラとかもよくなってるんですよね。

    小飼:カメラも確かに。すごい。

    山路:それは解像度がってこと?

    小飼:解像度がだけではなくて、狙って撮れば、もういいというのか。あと、標準の1.0と3.0の間に、2.0というのが、

    山路:望遠の倍率?

    小飼:そうそう望遠、

    山路:しかし私、iPhone 12 Proを使ってんですけど、12 Proのカメラ機能も(笑)、

    小飼:充分でしょう。

    山路:あんまり活用しきれてないんじゃないかって(笑)、

    小飼:充分でしょう、充分でしょう。

    山路:マクロ撮影とかの機能、楽しそうですけどね。

    小飼:まあでも、うちの場合は他の家族に譲るというのがあるので、買ってるけど、そういうのがない限りは、わざわざ買うかなという。

    山路:弾さんが(笑)。来年(のiPhone 15では)USB-Cになるみたいな噂、出てますね。

    小飼:どうかなー。どうかなー、それは。

    山路:ただもう、転送速度がUSBに比べて遅くなっているし。

    小飼:転送、無線でやっちゃってるじゃん。今や。

    山路:でも、だったらなおさら端子にこだわらなくてもいいというか、

    小飼:だから、もうぶっちゃけ充電だけできればいいので、下手すると逆にMagSafeになったりしてね。

    山路:そうか、あんまり、なんかiPhone 14、そんなにアガる感じではなかったですね(笑)。

    小飼:そんなアガる感じではなかった。

    山路:Apple Watchはどうしたんですか、買ったんですか?

    小飼:あ、まだセルラーのやつにしたいんだけど、セルラーのやつというのはやっぱり、すぐに納品できないみたいなので。Wi-Fiであればすぐ買えたんだけれども。

    山路:あれ、私、でもセルラーの注文したんですけど、今週にもう、

    小飼:あ、注文した? 2、3週待ちになってなかった?

    山路:なってたんだけど、納期が短くなりました。

    小飼:まぁあとあれなんで、これでiPhoneをドミノ出しにしていくと、最後のやつが余って、それを下取りに出すというのもあるので。

    山路:あと、なんかAirPods Proとかもね、

    小飼:いや、それはまださすがにわざわざ買わなかった(笑)。

    山路:えっ本当? あ、そう、AirPods Proが今回の、キラープロダクトかなと思ったんだけど。

    小飼:いや、でも前世代のProでも、十二分な性能があるじゃん。まぁあれか、ここ(AirPodsのステムで)で音量を調節できるっていうのは。

    山路:私もその、今まで使ってたやつは妻に渡すんですけれどもね(笑)、同じようにして。じゃ、まあ来月はまたiPadとかもあるみたいですね。

    小飼:(コメントを見ながら)安くなったね、いや、だからその意味では、Appleのレートというのは少なくともiPhoneに関しては、130円台なので、かなり良心的ではある、世界で2番目に安いという。

    山路:それは日本人がもう貧乏だから、あんまり高くしすぎると買ってもらえないと思ったから?

    小飼:それはそれでちょっと違うと思うんだけどもね。というのも、App Storeの160円単位になったので、あれはだからずっと米国だと1ドル単位なんだけれども、App Storeの値段というのは。サブスクリプションのほうは値上げしてないという。そこもまた不思議で、いや、でも、もろ値上げになってるんだなっていうのは、ポケモンGoとか見てもわかるよね、ポケモンGoの有料アイテムがやっぱり上がっているので。

    山路:そうか、じゃあ円安の話出たところで、先に円安の話しとくかな。これ、ちょっとWeb上でバズってたというか、軽く炎上してた記事なんですけれども。この円安で、ついに日本が一人勝ちをする時が来たという(笑)、

    小飼:はぁー。勝つためには、試合に出なきゃいけないよね。試合に出れなくなったものというのがいっぱいあるんだよね。たとえば、一番高度な半導体っていうのは、もう10年前ぐらいに滑り落ちてるわけじゃん。だから、いくら円が安くなったと言ってもさ、そもそも、不戦敗するしかない競技ばっかしなんだよ。

    山路:しかもその通貨安のほう、ある意味、意図的に進めていって、結局あるところまでいったら、

    小飼:しかもなんだかんだ日本の場合、新しいトレンドにケチつけてるじゃん。要は太陽電池はすぐぶっ壊れる、とかね。

    山路:EVはまだまだみたいな話とか?

    小飼:だから、今時もそんなこと言ってても、勝てるわけないじゃん。勝てるわけじゃなくて、だからそもそも試合に出る気がないじゃん。

    山路:じゃあこれ、敢えて、そうだな、この先生の言うことをちょびっと擁護してみるとして、今ものすごい諸外国でインフレが進んでるじゃないですか。

    小飼:進んでますね、はい。

    山路:いわゆる中間層っていう人たちがこう、生活、あと低所得者層も、生活コストがめちゃめちゃ上がって大変だと。それに比べると日本のインフラなんて非常にマイルドなもんだし、じつは日本、暮らしやすいんじゃねえの、みたいなそういうことはないですか?

    小飼:いや、だから暮らしやすさっていうふうに言われると、途端に難しくなる。だからなんて言えばいいのかな、それを無理やり一次元化するツールがお金なんだけれども。

    山路:実際の暮らしやすさって、色んな要素を含んでいるわけですもんね。なんか日本だったら、美味しい食事とか、安くてもおいしい食事とか、安全とかっていうのはもうたぶん当たり前のもんだと思ってるけど、これが海外の人が同じもの得ようと思ったら、それはそれなりのコストがかかるわけだし。

    小飼:いや、まあだけども、その逆に、住まいもバカ高だし、医療もバカ高だけども、食物だけは安いという国もあるしえ。

    山路:ああ、え、それどこですか?

    小飼:いや、だからフランスとか。

    山路:あー、そうかそうか。そうか、食い物バカ安なのか。

    小飼:そうなの。輸出してるのよ。

    山路:そう言われてみればそうですね。すごい農業国でもあるわけですもんね。え、じゃあこれやっぱり、円安的な、今の通貨安で、

    小飼:そう、だから円安というのは確かに、製造業にとっては追い風のはずなんだけども、それは製造できて、の話だからね。今一番売りたいものというのを作れてないじゃん、はっきり申し上げて。

    山路:売るもんねえのになにが円安だと、

    小飼:好機を見逃すしかないんだよね。いや、だからここでたとえば、トヨタがTeslaと対抗できるぐらいのEVとか持ってたら、もうそれはもうウハウハ状態だけど、ないじゃん、モノどこにあるんだよ、どこにあるの、ないじゃん。いや、だから、ないからこその円安とも言えるんだけどね。ないから、ディスカウントされるというのはあるけど。
     (コメントを見ながら)観光立国ってあれだよね、日本、だから今のところ外国人制限かけちゃってるじゃん。いまだに。

    山路:ぜんぜん一人勝ちやないやんねっていう(笑)、

    小飼:勝ちようがない。だから絶好の機会のはずだけども、もう不戦敗、不戦敗、不戦敗。もうあらゆる分野で繰り返している。

    山路:じゃあしばらくこの傾向、トレンドっていうのはどんどん進んでいくと。

    小飼:ちょっと材料がなさすぎる、円安が止まる。

    山路:この前、前回だったか前前回だったか、どこまで円安いくと思いますって、なんかナオヤさんに聞かれて、適当に私150か160ぐらいかな、200はいかねえんじゃねえかなとか言った、適当に言った覚えがあるんですけど、弾さん、今の考えはどうです?

    小飼:うーん、なんか200を再び見るのかね。160というのは、もう見え始めちゃったというのか、一部導入してるところもあるね、App Storeとか。

    山路:あー。

    小飼:まあでもそれは、ハードウェアが安いことの裏返しなのかな、それはちょっとわかんないけれども。

    山路:なんか、さっきのiPhoneの話に戻るんならもう、Appleとしてはハードウェアの収益はそんなに期待せずに、サービスのほうを拡充してっていう方向に行くかもしれないという。

    小飼:まあ、あとどの道、直に買ってる人というのは意外と少ないというのもあるんだよね。

    山路:中古で買ってるってこと?

    小飼:いや、そういうことじゃなくて、キャリアの、電話代と抱き合わせで。まだまだ、電話単体で買ってというのは、増えてきてはいるとは思うんだけど。

    山路:これ、アメリカのほうでは景気後退の話もだいぶ聞かれるようになりましたけど、弾さん的にはどう見てます?

    小飼:いや、だからバブルがあったわけじゃん。アメリカの場合は。日本それないから。だからコロナの時に配ったお金が少なすぎるよね。

    山路:シューッて地面に吸い込まれてしまった(笑)、全く、

    小飼:吸い込まれてしまったというよりも、そもそも雨が降ってることにも気がつかないみたいなものだったから。

    スタッフ:今ちょっとニュース調べてたら、いちおう外国人受け入れ拡大は検討しているそうです。

    小飼:いや、だから検討じゃん! やってから言え! やってから、やってから言えよ!

    スタッフ:すいません(笑)。

    山路:本当に検討だよな(笑)。検討使の面目躍如ですね。

    「どこかでアジア通貨危機みたいなことになる?」(コメント)

    小飼:ああ、いや、それはそれで難しいんだよね。日本円が多すぎて。なかなかクランチは起きない。だからゆるゆると下がる材料はいっぱい溢れてたんだけれども。通貨危機っていうとな、あと海外資産とかも多すぎるんだよね。だから結局のところは海外資産がストッパーになってるのかな。今のところ、それで海外資産を引き揚げる方向になってないじゃん。むしろ積極的に外貨を買う、円を売る。

    山路:じゃあ結局、円安はゆるゆるとは進む方向に行くんだけども、ガンとは落ち込まないという、

    小飼:そうそう。海外資産が大きすぎて。だから、そこが通貨危機の時、アジア通貨危機とか、ルーブルがデフォルトしたとき、1998年との違いだね。

    山路:でも、それだったら通貨扱っている投資家の皆さんは、安心してゆるゆるという方向に、

    小飼:まあ、そうだね。だからゆるゆると外貨を買う、すなわち円を。ただ、円安ではあるんだけど、でも円安以上にドル高っていうところが強い、何しろ、今1ユーロで1ドル買えなくなったからね。ドルがすごい強くなったんです。

    スタッフ:でも、この記事いちおう私も読ませてもらったんですけど、このメイクジャパングレートアゲイン的な感じのやつって、これからたぶんちょくちょく出てくるでしょうね、

    山路:まぁそうでしょうな、認めたくないっていうのもあるだろうし。その、ゆるゆる衰退していく感じを。

    スタッフ:弾さんがもうさっきから言っているのは、もう売り物がないってこと、

    小飼:そうそうそう、だからいざ勝負に出ても、だから試合に出る資格を失ったものがあまりに多い。

    山路:低賃金の日本人労働者を使って、ナントカみたいな話にどうしても行かざるをえない、

    小飼:になっちゃう。

    スタッフ:やっぱり基礎研究に重きを置かなかったとか、そういう細かな要因が積み重なっての現状とか、

    小飼:若者をいじめすぎたっていうことだよね。若者から搾取しすぎたっていうことろだよね。種籾を食いすぎたってことだよ。

    「観光資源は?」(コメント)

    小飼:いや、だからそもそも外国人を入れてない上に、観光っていうのは、後進国の産業なんですよね、もうはっきり言って。少なくとも、観光立国とかっていうふうになっちゃうと、一種のノスタルジーなんだよね。確かに、一番儲かってる地域とかっていうのも、観光ないわけではないけれども、メインにはしてないわけじゃん。

    山路:観光って、基本的に海外のお金持ってる人に、原価の安いものを売りつけるようなビジネスですからね(笑)。

    小飼:あるいは、過去の遺産の現金化だよね。イタリアとか、まさにそうじゃん。

    「世界経済とウクライナ情勢」と「AdobeのFigma買収はまだまだ」

    山路:円安の、これちなみに、円安の傾向とか、あるいは今のドル、そうですね、円安と言わないでドル高の傾向みたいなものって、なんの変化があったら、そこにまた状況変わると思います? それはウクライナ、

    小飼:ウクライナ、デカい、ウクライナはデカい。だから、ウクライナのお陰でユーロが弱い。

    山路:アメリカの雇用とかっていうよりも、やっぱりまずはウクライナ紛争の、

    小飼:そうね、いや戦争と言いましょう。特殊作戦と呼びたがってるかもしれないけど、あれは戦争です。日華事変は日中戦争でした。

    山路:これ、ウクライナのやつで、けっこう動きがあったじゃないですか。

    小飼:ああ、

    山路:すごい、ハルキウで、

    小飼:でかいよね、

    山路:あんなに、反撃するとは思わなかったんですけど。

    小飼:いや、よく電撃作戦ができたなと。電撃作戦には戦車が必要なんだけれども、だからどこに隠し持ってたとか、ガメてたっていうのか、だからいろんな手段で拿捕し、共与してもらい、今まで持ってたのを修理しっていうのはあんまり出してなかったじゃん、だからあれはもう見事だよ。

    山路:しかも今も二正面作戦やってるわけでしょ。東部と南部で、

    小飼:そうね、東部と南部で。いや、でも東部と南部になっただけですごいよね。だって、2月24日で開戦した時点はさ、もう全方位的じゃん。空いてるのはもう西側だけ(笑)っていう状態だったじゃん。

    山路:これってその、ウクライナ戦争の終結が見えてきたと言えるんですかと。

    小飼:いやー、むしろ2月24日の時点であれば、2014年の状態まで戻せで済んでたかもしれないけれども、要はクリミアとドンパスはもう相変わらずロシア支配圏でも、まあ少なくとも首都のまわりからは撤退し、ハルキウのまわりからも撤退しっていう状態だったらよかったけれども、この状態になったら、1991年でいいのかな、1991年だね、ソ連の崩壊の時点まで戻さないと、

    山路:クリミアも含め、当然東部も、

    小飼:でもその時はクリミアに関しては、少なくともセヴァストポールが、要はロシアの黒海艦隊があるということで、それはロシアに貸与するっていうふうになってたはずなんですね。それすらダメだね。別の言い方をすると、もう黒海からロシアをたたき出すぐらい行かないと、終わらないんじゃないかな。でこれはなかなか大変よ。そう、ロシアの外洋艦隊っていうのは、もう3つなんだよね。セントピーターズバーグに、サンクトペテルスブルクにある北方艦隊と、バルチック艦隊というやつですね。で、ウラジヴォストークにある太平洋艦隊と。で、セヴァストポールにある黒海艦隊。要は海軍の3分の1を諦めろっていうことになるんだよね、ロシアの視点から見ると。

    山路:それは当然呑むわけがないというか。

    小飼:呑むわけがない、じゃなくて、本当一体どういうふうに収拾つけるんだろうな。

    山路:これ、戦力的に今、黒海の艦隊っていうのは充分なんですかと、ロシアの。

    小飼:いや、ただ今自由に使える状態ではないから。黒海艦隊の問題というのは、ボスポラス海峡を通らなきゃいけないということなんだよね。勝手に通れなくなってんだよね。

    山路:トルコのご機嫌もとらないといけないし。

    小飼:そうそうそう。だから、じつはロシアって海軍には凄い、つらい地理的状況ではあるんだよね。でも、そのつらい地理的状況にあっても、一番使えるのがじつは黒海艦隊だったんだよね。で、モスクワ級巡洋艦も、もっぱらセヴァストポールで作ってたじゃん、

    山路:あの沈められたやつ?

    小飼:そうそうそう。沈められたやつの同型艦も。

    「プーチンも不審死してくれないかな」(コメント)

    小飼:いや、もうそれ大きい、だからボトムラインとして、ロシアの現政権には戦争を終わらせる理由も、能力もない(笑)。

    山路:国内で政権転覆なり、クーデターとか、暗殺とか、そういうことしかロシア側の行動は変えられない。

    小飼:そういうことです。でも、長期的には再生エネルギーにとても有利なんだよね。もう、がむしゃらに脱化石燃料を進めるしかなくなったわけだから、少なくともヨーロッパでは。で、なんでドルが高いかって言ったら、アメリカはもう自前で化石燃料を確保できるし、再生エネルギーも順調に伸びてるからということで、持てるものの余裕なわけだよね。

    山路:しかし世界経済をこう、良くするにはロシアを倒すしかないって、何かこう、

    小飼:ロシアというよりも、ロシアの現政権だよね。

    山路:なんかマンガみたいな展開になってきましたね。

    小飼:本当に。

    山路:なんかすごい、逆に複雑な世界なのに、それを解決する手段がすごいシンプルになってんなみたいな、ゴールが。

    「ロシアの山上徹也の登場が待たれる」(コメント)

     あー、待っちゃいけないんだろうけどね、そういうのは。

    「アゼルバイジャンとアルメニア、どうなるのか」(コメント)

    山路:あれはなんかもう、ぐちゃぐちゃでよくわからないですよね。

    小飼:まあでも、ロシアの弱り具合というのが透けて見えるよね。だから、そもそもロシアはアルメニアの側に立ってて、そのおかげでアルメニアが現況を維持できてたんだよね。

    山路:だからロシアが弱ってると見たアゼルバイジャンが、

    小飼:で、実際に助けてくれなかったと。それだけじゃなくて、キルギスとカザフスタンの間にもドンパチあったわけで、要は、でも本当になんか体力が落ちると帯状疱疹がわーっと出るっていう、そういう感じになってるよね(笑)、今のロシア連邦の周辺国は。

    山路:どうやって収拾つけるつもりなんだろうな、ロシアは、本当に政権は。いやーすごい時代ではありますね、つくづく。じゃあちょっと国際ニュースのからみで、エリザベス女王の話もいっときます、エリザベス女王死去。これ、なんていうか問題のある言い方かもしれないですけど、日本の報道、めちゃめちゃエリザベス女王の報道、多くないですか?

    小飼:そうなのっていうよりも、あんまり報道見てないからな。少なくとも、テレビでは観てないからな。

    山路:話題性があるのは間違いないんだけど、何て言うのか、ここまで、たとえば国際報道とか見ても、エリザベス女王の報道とかすごく多かったりするんで、新聞とか、割合的に。

    小飼:そうなんだ。

    山路:だから、これって正直、もっと他に報道するべきことってあるんじゃないのと思っちゃったんですけどね。

    小飼:ウクライナの状況とかね。

    山路:たぶん、まあなんていうか、あんまり殺伐としたことを見たくないとか、そういうあるいは、なんか日本の国内で報道しなきゃいけない、面倒くさいことを報道したくないっていうか、

    小飼:壺の話とかね。でも壺の話がぜんぜん収まらないね。だから、そこもある意味意外ではあった。

    山路:なんか国葬がらみでいうんだったら、新聞各社の世論調査でも、産経新聞でもこの国葬に反対というのが大幅に上回ったという(笑)状況で、なかなかすごいですよねと。

    小飼:要は壺売りだったというね。

    山路:エリザベス女王のやつで、なんか弾さん的になんか思うことってあります?

    小飼:いや、もうものすごいいい歳でしたし、いや、だから本当に時間の問題だったんですけれども、いや、でもあれけ、チャールズ3世。

    山路:これって(笑)、

    小飼:すごい気が抜けてる、気が抜けた顔してるんだけどね。

    山路:これってつまり、イギリスの分割、分割とは言わないにしても、バラバラになってくことにつながるのかどうか、みたいな。

    小飼:いや、わりともう王室いらねえんじゃねっていう声は大きくて。だから日本の天皇家ほど、国民の総意ではないんだよね。

    山路:好かれててはいても。

    小飼:いや、なんかほんとスコットランドとか、北アイルランドとかだと、やっと死んだんだみたいな、

    山路:さすがにあのなんかスタージョンさんなんかそんなそこまでは露骨なことは言ってませんでしたけれどもね(笑)。いやあそうか、なかなか大変な状態ではある、

    小飼:なかなか大変だって言ったけどさ、いや、でもいかに盗人の国であるかというのが透けて見えるというのがあるよね。たとえばさ、王冠一つ取っても、そこに乗っかってるダイヤモンドってどこから持ってきたのーとか。

    山路:なるほどね(笑)。じゃあちょっと、タイトルにもなってたAdobeの話。

    小飼:まぁでも、こっちのほうがうんざり感は(笑)。

    山路:えっ、Adobeのほうの? あ、そう。これ、どう思いました? 要はFigmaっていう、ネット上でWebブラウザ上でコラボレーションでデザインをやっていける、

    小飼:Macromediaを買ったときみたいになるんだろうなー(笑)。

    山路:ただこれ、Adobeの持っているデザインツールも、XDよりもFigmaのほうが今、圧倒的人気ですよね。

    小飼:いや、だから、わりと競合を消しこむために買収するっていうのはあるじゃん、だから現代的な例だと、もうGoogleがYouTubeを買った時みたいに。そう、だからすでに競合製品を、会社全体としては大きいけど、競合製品では負けてるところというのが、競合製品で勝ってるところを買収して消し込んじゃおうというのは。よくあるよね、すごくあるよね。

    山路:それにしても、Figmaのユーザーベースとか、そんなの相当でかくないですかと、そうでもないですか?

    小飼:まだちょっと僕は、僕の専門ではないから、だからその辺のところはこうだとは言えないんだけども、いや、だからどう見てもMacromedia買った時のようになるでしょう、ありがとうございますっていう(笑)。

    山路:ただまぁ、一つ擁護をしとくなら、Adobeって買収したものでかなり基幹事業に育てたものもけっこうありますからね。

    小飼:まぁそうですよね、Flashだって、ジョブズにノーって言われるまではもう、

    山路:事業の柱でしたからね。

    小飼:Webブラウザ上の飛び地というのか、治外法権を、オブジェクトタグで囲ったところだけ持ってたわけじゃないですか。

    山路:それにあと、Adobeってデザインツールの会社のイメージ強いですけど、マーケティングのためのクラウドのサービスも相当強いところで、そこを買ったOmniture、

    小飼:あと単品で何千ドルもするソフトウェアを普通の人に買わせているというのはなかなかすごいよね。

    山路:だから、これってこの買収っていうのは認めるべきなのだろうか、当局はと。

    小飼:いや、こういうのもになっちゃうけど、そこまででかい会社じゃないじゃん、

    山路:え、でも3兆円ですよ、これ約2.9兆円で、

    小飼:いや、今やそんな、だってさ、GAFAMは、いやいや100兆円オーダーなわけじゃん、だからそれよりも一回り小さいのよ、Adobeという会社は。一回り、いや、だから一回り小さくてトヨタくらいあるんだけど(笑)、時価総額ベースでね。だけど、GAFAMに比べれば、やっぱり一回り小さいのよ。

    山路:当局の目もちょっとは緩いと。

    小飼:まぁそうだね。いや、だからもし買収を止めてくれるのであれば、EUに持ってったほうがいいのかもわからんね。

    山路:でも、これはあんまり買収止められない方向だろうなと、弾さん的には見てるってこと?

    小飼:逆に止める方向ってどこにある?

    山路:独占禁止法的な、同じように、

    小飼:だから言ったじゃん、独占禁止法的にはぜんぜんでかくないの、Adobeも。Adobeが買収されちゃうようなケースでも、動かないかもしれない。

    山路:へええ、そうですか。

    小飼:たとえばGAFAMが買いますと、Adobeをまるっと。できるじゃん。余裕でできるでしょ、

    山路:余裕で、キャッシュで買えちゃうかもしれないですよね、

    小飼:あるいはMetaが買う(笑)。ウホホホホ。

    山路:Metaは難しい(笑)、

    小飼:Metaが買う場合にのみ、プライバシーの観点からツッコミが入るかもしれない。

    山路:(笑)それはけっこう嫌がらせには効果的ですよね。

    小飼:あるいはもっと、もっとなんて言えばいいのかな、嘔吐中枢を刺激される案としては、Oracle(笑)、

     
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