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人口2000人弱の過疎村で起きた『卑弥呼の里』リゾート開発狂想曲
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人口2000人弱の過疎村で起きた『卑弥呼の里』リゾート開発狂想曲

2016-07-28 10:10
    阿蘇の雄大な大パノラマが広がる人口2000人足らずの村、熊本県産山村。過疎に悩むこの村は1978(昭和53)年、リゾート開発に問題解決の活路を見出そうとした。ところが、開発を託していた東京の不動産デベロッパーが不渡りを出して倒産。247億円を投入し、村に大型保養基地を作るという構想は夢物語に終わった。それからは村議会、建築会社、国税局、出資者たちが上を下への大騒動。終わってみれば、そこにススキの原野と灰色のガイコツ物件だけが残った……。

    文=中田薫/写真=中筋純

    text by Nakata Kaoru & photo by Nakasuji Jun

     

     
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