Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム――今回のテーマは、スタン・ハンセンの口から飛び出したこの言葉について……
今年4月2日(米国時間)に行われたWWEホールオブフェイム表彰式では、日本でもお馴染み、スタン・ハンセン殿堂入りが発表された。プレゼンターは今なにかと話題のベイダーである。ベイダーとハンセンは 1990年に東京ドームで超弩級の肉弾戦を戦っており、ハンセンのパンチでベイダーの目は飛び出る寸前にまで腫れ上がったものだったが、ベイダーは今回、壇上にハンセンを迎え入れるに際して、飛び出た目玉のコスプレ姿でその時のエピソードを語っていた。
ベイダーに招き入れられて登壇したハンセンは、プロレスビジネスへの愛情を語り、ベイダーをはじめ、テリー・ファンク、鶴田、マーテル、サンマルチノ、ブルーザー・ブロディなど、さまざまな関係者に対する謝辞を述べていた。そして受賞スピーチの最後を次のように締めくくったのだった。
「”カーペンターズ”に感謝したい。古い言葉だ。知らない方はお調べになるとよい。カーペンターズはプロレスにはずっと昔からいた。スタン・ハンセンを育ててくれたのも彼らだ。メインイベンターを育てているのは彼らなんだ。カーペンターズはたくさんいる。彼らがこの業界を支えているんだ」
このハンセンからの謎かけを受けて、筆者も”カーペンターズ”とはなんだろうと気になっていたのだが、ちょうどそんな時、Braking Wresling Newsの記者が紹介していた次のようなエピソードを目にして、ようやく事情がつかめたのだった。今回はこれを紹介してみたい。
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