
ありがとう安田忠夫、さようなら借金王……2018年に掲載されたインタビューです。
カンボジアのカジノや、タイの繁華街を漂流していたはずの安田忠夫――。いつのまに帰国していたのか日本各地でその巨体を見かけたという報告がSNSで相次いでいた。安田忠夫はいま何をしているのか? 相撲界が揺れている今こそ、その声が聞きたい! ということで、相撲では小結まで上り詰め、新日本プロレスや格闘技興行で活躍した「借金大王」を都内某所でキャッチ。日馬富士事件、八百長や賭博、長らく詳細不明だった私生活、借金の額まで赤裸々に語ってくれた。1万字インタビュー!!(聞き手/ジャン斉藤)
――ちょっと前から安田さんの目撃情報がアチコチで相次いでいたので、プロレスファンはみんな気にしてたんです。
安田 いろんなところで見かけてるんでしょ?(笑)。
――とくに◯◯方面で見かけたという話が……。
安田 ◯◯……? ああ、温泉だ。温泉に入ってるんだよ。そっちのほうに住んでるんだよ。
――道理で。安田さんはいまどんなお仕事をされてるんですか?
安田 そのへんのことは、もうちょっとしたらカミングアウトしますよ。でも、知ってる人は知ってるよね。
――なるほど。いまのお仕事はそのうち公にするとして、しばらくタイにいましたよね。日本にはいつ頃、帰国されたんですか?
安田 ちょうど1年前ですよ。今日は何日?
――12月19日ですね。
安田 じゃあ1年と1週間だ。タイに行く前は錦糸町で呼び込みの仕事をやってて。んで、表には出てないけど、介護の仕事を1年をやってたよ。
――えっ、安田さんが介護の仕事。
安田 うん。介護は楽だったよ。他人の身の回りの世話は、相撲でやってきてるから。下の世話はやったことないから、最初は大変だったけど、おぼえてしまえばね。そのときに「焼肉屋の店長をやらないか?」って誘われて、介護はやめたんだけど。焼肉屋の話がポシャったからタイに行ったんだよ。
――タイにはどれくらいたんですか?
安田 タイはね、足掛け3年半くらい。1年半ぐらいで一度帰ってきて。また戻ったら、給料が現地採用と一緒になっちゃったから。その前は悠々自適だったんですよ。向こうで家庭まで作ってね。
――えっ、家庭があったんですか!(笑)。
安田 でも、現地採用の扱いになってからは大変だったよ。最後は日本人観光客向けの居酒屋店長。お客が入らない居酒屋だった(笑)。その店のオーナーは他の事業で儲けてるから、趣味でやってるようなもんだけどね。ホントはタイ人の客も呼ばないとやっていけないんだけど、観光客相手で値段は高すぎるから。
――タイは楽しかったですか?
安田 最初はね。
――後半はつらかった。
安田 まあ、つらくもないよ。毎日サッカー賭博をやってたし。
――出たっ!(笑)。
安田 博打さえありゃあ、俺はどこでも生きていけるからね。ガハハハハハ!
――タイといえばムエタイも賭けられますね。
安田 ムエタイはやってない。1回見に行ったけど、どっちが勝ったか負けたかわからないから。
――サッカーのほうがわかりやすいってことですね。
安田 そうそうそう。もともとヨーロッパのサッカーは好きなんですよ。
――それはスポーツとして好きになったのか、博打として好きになったのか。
安田 スポーツとして好きですよ。でも、日本のサッカーは嫌い。日本人としては全日本は応援するけど、しょせんは弱いじゃない。弱いのに強いふりをするのは嫌いなんですよ。
――タイの前はカンボジアでカジノのディーラーをやってましたよね。かなり怪しい話だったようですけど(笑)。
安田 ああ、カンボジアには8ヵ月いたね。あれは宣伝塔とセキュリティの仕事だよね。あれは危ない話でね、◯◯が3億円くらい騙されたみたいだよ。
――ひえ〜(笑)。
安田 カンボジア時代は金がなかったけど、楽しかった。ほらカジノの街だから、10ドル握りしめれば遊べるんだよ(笑)。
――カジノの関係者が賭けていいんですか?
安田 そんときは関わった店がまだオープンしてないからいいんだよ。楽しかったよ、カジノの街は。「そんな金があるなら借金を返せ!」って言ってくる人も何人かはいるけど。まぁ、そんなにたくさんはいないから。
――いるはいるんですね(笑)。
安田 よく言われるんだよ、「金返せ!」って。でも、「オマエには借りてねえし!」って。
――あの〜、もしかして借りた記憶が消えてしまったとか(笑)。
安田 もしかしたら借りたかもしれないけどぉ、証文はないから。文句があるなら「出るとこ出ますか?」って話でしょ(キッパリ)。
――ハハハハハハハ! タフですね!
安田 それに「いまの俺から何を取るの?」って話で。いまある借金はアイフルの10万円くらいだよ。
――いまの安田さんでも消費者金融から借りれるんですね。
安田 うん、借りれた。アイフルは飛ばしてなかった。ほかのところはハナからダメ。
――いやあ、あいかわらず破天荒な生き様で、ちょっと安心しました(笑)。
安田 それは昔の話だからね。いまはマジメもんだよ。カイジみたいに地下に潜って働く生活。日払いの給料1万ペリカもらってさ。その金で競艇やパチンコをやってね。
――「ペリカ」という単位が日常用語でサラッと出てくる人、初めてです(笑)。やっぱり博打は止まらないんですねぇ。
安田 金の問題じゃないから。結局10万賭けようが、100万賭けようが、俺からすれば一緒だから。博打は博打。
――博打をすることに快感があるってことですか?
安田 そういうこと。娘の旦那に「博打だったらジャンケンでもいいんだけど」って言ったら、「この人には何を言っても無駄だってことがわかった……」と(笑)。
――手の施しようがない!(笑)。
安田 娘から「いい加減、ギャンブルはやめて」って言われるんだけど、まあ俺のことがよくわかってるんだろうね。最低限言われてるのは「墓石代と葬式代だけは残しておいて。あとは何も期待していないから」って。
――受け入れてくれてるのか、見放されているのか……。
安田 どっちだろうね。ガハハハハハ!
――でも、娘夫婦は会ってはくれるんですよね。
安田 「いつでもいらっしゃい」とは言われる。孫もかわいいよ。孫のことはね、もうちょっと体育会系でビシっと教育したいんだけど。
――厳しいおじいちゃんになりたい。
安田 やってみたい夢はあるわけですよ。孫と一緒にでどこかに出かけてね、ビシっと怒りたい。
――ヘタにしつけると、娘さんに怒られるんじゃないですかね。
安田 そんなの言わなきゃ、わからないじゃん。
――お孫さんが二度と近寄らないですよ!(笑)。
安田 そんときはそんときでしょ。いまでも怒りたいけど、他人の子だからさ。
――他人の子って血は繋がってますよ。
安田 いやいやいや、4分の1だけだから。娘夫婦の育て方があるし、それをジャマしたり、否定する気もないけどね。
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