引きこもっていた岩井秀人が立ち直ったきっかけのひとつはテレビで見た格闘技(リングス)だった。

「前田日明さんのファンだったので、前田さんがオランダの人達にやっつけられてるのを見ていつかオランダの人たちをやっつけなくちゃいけないなって結構マジメに思ってたんですけど。それで近所の公園に夜中に行って木にサンドバックつけて蹴ったりしていた」

それが岩井秀人が世界とつながる糸口だったのだ。

そんな岩井秀人がメインライターを務めたのが『終電バイバイ』(TBS)だ。岩井はこのドラマ放送まっただ中に岸田國士戯曲賞を受賞。名実ともに演劇界を代表する若手脚本家となった。