この記事は「ボクシング団体共同声明はなぜ反感を買ってしまったのか?」を語ったDropkickニコ生配信を編集したものです(語り:ジャン斉藤)


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JBC(日本ボクシングコミッション)と日本プロボクシング協会の共同声明が話題を呼んでいますね。

ボクシング団体共同声明「努力を踏みにじるもの」

そこまでおかしな声明ではなく、正しいことを主張していますが、賛否を呼んでる……いや、ボクシング界は相当な反感を買ってますよね。その声の中には「ボクシング界は自分たちの利権を守ろうとしている」という意見もありますけど、こういった組織が管理しないとその競技は無法地帯になっちゃいますから。実際にキックボクシング界隈はいろいろと大変ですし、 MMAは良くも悪くも自由すぎる。団体やジム側が選手に不当な契約を結ばせて拘束したり、昨日まで主催者の義理・人情に助けられていた選手が急に「プロはお金だから」みたいなことを言い出して騒動を起こしちゃうケースも見受けられます。でも、統括組織が存在するボクシング界に何か問題がないかといえばそんなことはなくて。反感を買っているのはそこだと思うんですね。

正直、競技性を重んじているわりにはボクシングってズンドコが多いですよね。ボクシングはキング・オブ・スポーツでもありズンドコの王様でもある。 それなのに「おまえらとは違うから(キリッ)」って何十年にも渡ってこっちに吠えている。ボクシング界から勉強させていただくことは多いんですが、高飛車な姿勢にイライラしてる人もいると思うんです。

この共同声明も20年前、30年前だったら「ボクシング界の言うとおり!」「他の競技はボクシングを見習え!」と拍手喝采だったはずなんですよ。でも、いまは情報化社会で以前は知らなかったニュースも容易に触れられますから「ボクシングもおかしいのに何を言ってるの?」って話になっちゃてるんです。 だいたいホームタウンデシジョンって何?って話だし、ミッキー・ロークがネコ撫でパンチで勝っちゃうような競技にアーダコーダ言われたくないんですよね(笑)。

それに非ボクシングイベントがボクシングを食い物にしているって言いますけど、そこはお互い様なんですよね。

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