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平田樹の計量失敗(https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1866556)もあって注目されたONE独自の計量システム。今回シンガポール大会にセコンドとして同行した和術慧舟會HEARTSの中田大貴選手に至近距離から見たその実態を語ってもらいました。



和術慧舟會HEARTSの中田大貴です!ボクは英会話ができるので、HEARTSの選手が海外で試合をする際に同伴する機会が多いのですが、2月28日にシンガポール・インドアスタジアムの「ONE:KING OF THE JUNGLE」に江藤公洋さんが出場したので一緒に行ってきました。その公洋さんを通して、最近話題となったONEの計量方法について、現地で見たことや感じたことをお伝えします。

ご存知のように今回のシンガポール大会は、新型コロナ肺炎の影響で異例の無観客試合に。シンガポールの都市自体もしっかりとコロナ対策が取られており、どこのホテルやレストランにも体温を測る機械が設置されて、高熱を感知した場合は建物内に足を踏み入れることができない。会場となったインドアスタジアムも選手やセコンド、限られた関係者しか入場は許可されてませんでした。

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ONEで活躍している平田樹選手もゲストとしてシンガポールを訪れていましたが、会場には入れなかったようなのでかなりの厳戒態勢。ガランとした異様なインドアスタジアム――。大沢ケンジさんの激がいつも以上に会場に響いていました。

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公洋さんは1ラウンドで見事に一本勝ち。ONEライト級77.1キロ契約の試合に出場した公洋さんは、1ヵ月前の時点で84キロ前後の体重。そこから契約体重まで落としにかかり、鶏むね肉やサラダが中心の食生活を送ります。

ONEの計量システムが他の格闘技団体と違うのは、ハイドレーションテストがあること。ONEは以前、減量中の水抜きなどが原因で亡くなった格闘家がいることから、過度な水抜きを禁じています。しかし、1日24時間のあいだ選手の動向を監視できるわけではない。そのために選手の尿から、水分の割合が基準に達しているかチェックする。その尿比重値がクリアしないと試合ができない仕組みなのです。尿を透明することがポイントになってくるので必然的に水抜きはできなくなりますし、すなわち水をたくさん飲まないといけない。なので試合を控えた選手は1日に4~5リットルの水を飲むそうです。

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