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【Dropkick vol.8】元『週プロ』戦士・小島和宏の「活字アイドル論」
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【Dropkick vol.8】元『週プロ』戦士・小島和宏の「活字アイドル論」

2012-11-24 13:40
    「いま日本で売れているCDはAKB48と嵐だけ」「アイドル見てなかった人も熱狂させるももいろクローバーZ」「メジャーから地下・地方アイドルまで集うアイドル戦国時代」……去年くらいからそんな見出しや特集をネットや雑誌で多く見かける。あなたの周りにも、この数年で突然アイドルに熱狂しだした人が1人はいるはず。一時期「冬の時代」と呼ばれていたアイドルシーンはまさに復興を果たし、8月のAKB48東京ドーム公演と共に頂点を迎えたといっていい。
     そんな現在のアイドルシーンで、元『週刊プロレス』記者の小島和宏さんがライターとして活躍しているのはご存じだろうか。『週プロ』時代はFMWの大仁田番であり、ほかにもみちのくプロレスや全女など90年代の象徴的団体の最前線を熱くレポートしてきた小島記者。その日々については著作『ぼくの週プロ青春記』(白夜書房)にも詳しい。
     しかし、その筆はいまAKB48やももいろクローバーZらトップアイドルたちに向けられ、「活字プロレス」ならぬ「活字アイドル」として受け入れられているのだ。90年代のプロレス界に負けぬいまのアイドル界の「熱」とは?
     そこにプロレス界を盛り上げるヒントはあるのか?(聞き手/大坪ケムタ)

    ─「プロレスとアイドル」の話の前に、「なぜ元『週プロ』記者がAKBやももクロの記事を?」というのが謎だと思うんで、まずそこから話してもらえますか?
    小島 もともとアイドルは大好きだったんですよ。中学生くらいからプロレスと同じくらい好きで、『ぼくの週プロ青春期』でも書きましたけど、高校時代から「将来は『週プロ』の記者になるか、アイドルに関わる仕事をするか……」と考えてたくらいで。ただ、おニャン子クラブが解散して、『週プロ』編集部に入っちゃってからはぜんぜん見れなかったです。ゴールデンタイムにはまずテレビ見れない仕事なので。
    ─小島さんが『週プロ』でバイトを始めたのが88年、おニャン子が87年解散だからちょうど入れ替わりですね。
    小島 でも、高校時代の友達からおニャン子解散公演のチケットが送られてきて、それに行っちゃったことで終わったはずが、逆に続くきっかけ作っちゃったかな……。あのまま自然消滅で見なくなってれば、またアイドル見ることはなかった気がするんですけど。
    ─普通は解散まで見届けてケジメつけたほうが、そのあと見なくなりそうですけども。
    小島 ピリオドがはっきりしたことで、昔の友達と会うたびに「あの頃は良かったね~」って話になるんですよ。「語れる」って要素ができたことで、ちょっとしたきっかけでまた好きになれるんですよね。もうね、若いときにアイドルこじらせると治んないっすよ!
    ─では、『週プロ』辞めたあたりでまんまとぶり返しましたか(笑)。
    小島 さっきも言ったとおりゴールデンタイムにテレビ見れてなかったんですけど、辞めてたまたまテレビを見たら『ASAYAN』やってて「こんな面白い番組が世の中にあったのか!」ってくらいハマって。
    ─ちょうどモーニング娘。誕生から全盛期ですね。
    小島 ただハマったけど「頼まれれば書くよ」くらいで仕事にはしてなかったんです。がっちり取材して書くほどでもない程度で。そのうえ結婚することになって嫁から「アンタがアイドルにデレデレしてる顔は見たくない」と言われたんです。さらに結婚式がなっち(安倍なつみ)の卒業公演と同じ日だったんで「ああ、そういうことだね……」って見るのを辞めたんです。もうこれは夫婦生活を優先しようと。
    ─アイドル趣味と恋愛・結婚は永遠の対立問題ですからね……。
    小島 それからAKBが始まったあたりで周りからお誘いが来るんだけど、行ったらハマるのがわかってるから、断り続けたんですよね。「やめたから! やめたから!」って。
    ─麻薬中毒患者みたいな話ですね(笑)。
    小島 それが『BUBKA』(白夜書房)の編集者から「AKBの歴史を振り返る企画をやりたい。当時の現場に通ってたオタクに話を聞いて、それをまとめたドキュメントを考えてます」って話が来たんですよ。それで最初は断ったんだけど、編集者に押されて最終的に受けることになって。ただ署名は入れない、と。やっぱり(当時を知ってるライターじゃないと)底が割れるから。
    ─それが今年5月号まで続いた人気企画『AKB48裏ブレイクヒストリー』ですね。トップオタから当時の話を聞いて、その時代の空気をまとめたドキュメントタッチの内容でした。
    小島 AKBについてはある程度の知識はあったけど、やっぱり現場を知らずに書き始めるわけにはいかないじゃないですか。それで劇場に行ったり、握手会の様子を直接、会場で見て勉強してるうちに……嫌な予感はしてたんだけど、やっぱりハマったよね(苦笑)。
    ─ワハハハ! まんまと熱がぶり返しましたか。
    小島 毎月トップオタの人たちと会って昔の話聞いて、予習として過去のDVD見て、5年間の歴史を2年近くかけて追っかけていって。それで去年くらいに現在に追いついて、リアルタイムに仕事ができるようになったんですよ。
    ─究極のAKBつめこみ教育ですね。
    小島 『週プロ』で学んだことでもあるんですけど、マニア向けの本ってちょっとネットで調べて書くだけじゃ「絶対コイツ知らねえ!!」って言われちゃうんですよ。
    ─とくにいまはツイッターとかうるさいですからねえ。
    小島 もともと『週プロ』辞めてからは昔からやりたかったことを書きたいと思ってて、中でも特撮とお笑い、あとアイドルはやりたかったんですね。
    ─またどれも古参がうるさそうなジャンルを(笑)。
    小島 それでまず特撮は怪獣映画中心なんですけど、新作があまり作られないのもあって過去を知ってればよかった。それもあってわりと早く本も作らせてもらったんですけど、逆に過去の現場を知っている人たちには一生、追いつけない。いまもたまに取材はしますね。
    ─ではお笑いは?
    小島 過去もいまも番組は見てるし、自分の中ではマニアだとは思ってたんですけど、本当のマニアからすると「まだ足りない」と言われるだろうなあって思ったんですよ。それで2年くらいルミネtheよしもとなどに月何回以上とノルマを課して通ったんですよ。それから仕事をしたい、と営業かけて専門誌やQJなんかで書いてます。
    ─そしてAKBも劇場や握手会に通いと……。それってジャンルは違えど、『週プロ』時代からの「現場主義」ですよね。
    小島 そうそう。いま新しいことを始めるんだったら、それくらいやらなきゃダメだと思ったんですよね。見透かされないものを書くんだったらそれくらいやらないと。

    ……つづきは誌面で!

    小森美果(AKB48)のプオタートーク、邪道のモノノフインタビューも掲載『Dropkick vol.8』そのほかのコンテンツ

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