多くのMMAファイターをマネジメントするシュウ・ヒラタ氏が北米MMAシーンを縦横無尽に語りまくるコーナー。今回のテーマは大晦日後は……憂流迦、井上直樹、平本蓮がラスベガスへGO!です!!(この記事はニコ生配信されたものを編集したものです)



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クレベルvs摩嶋? 米山引退、憂流迦vs所は幻に……■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク

北米のプロスポーツで殺人、レイプやDVの経歴を持ってる選手を売り出すことは難しい


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大晦日直前の収録になりましたが、ここにきてシュウさんのマネジメントする選手のRIZIN出場が、なんと4人(佐々木憂流迦、井上直樹、平本蓮、倉本一真)になりました!

シュウ
 ありがとうございます。本当は7人入れたかったんですけどね(笑)。

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7人ですか(笑)。

シュウ
 いまだから言えますけど、やっぱり摩島一整選手は入れたかった。あとは関鉄矢選手とユータ&ロック選手ですね。ユータ&ロック選手は、斎藤裕選手や中島太一選手にも勝ってる選手ですから。

――
その中で最も可能性があったとすれば、やはり摩島選手ですよね。

シュウ
 摩島選手は11月にクレベル・コイケ選手と試合をしないか?というオファーがありましたからね。そのまま大晦日にスライドできればよかったんですけど、そこは山本美憂選手に負けちゃったのかな~。

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クレベル選手の相手は美憂選手の夫であるカイル・アグオン選手になりました。なかなか外国人選手を呼びづらい中で、美憂選手と一緒に来日できるんだったら起用しようか、という動機はあったのかもしれないですね。

シュウ
 まあ、やっぱり1人ぐらい外国人選手を入れて色をつけたいとは思うので、ボクも榊原さんだったらそういう決断していたと思います。で、こういう微妙な時期にはボクは選手と毎日のようにやりとりするんですけど、参戦できるかできないか逐一情報を入れてあげないと、やっぱり減量があるのでかわいそうじゃないですか。ですから、12月10日の記者会見の1~2日前には「もう参戦はないから」と知らせていましたね。だから、来年一発目のRIZIN開催予定は3月かな? そこに照準を合わせたほうがいいと話しましたね。

――
ええっと、いま「3月にRIZINがあるんだ」と皆さんビックリしていると思うんですけど(笑)。

シュウ
 いや、あくまで予定ですからね。でも、やるんだったら3月か4月ですよね、きっと。

――
MEGAが2月開催ですからね。ただ、来年は都内でオリンピックイヤーなので、地方開催が多くなるんじゃないかという見方もあります。

シュウ
 ああ~、というかオリンピックやれますかねえ? まあ、それはいいか。

――
その12月10日の会見を受けて、いま話題を呼んでいるのが平本蓮選手です。いろいろと大変な騒ぎになってます(笑)。

シュウ
 なんか面白いですよね、彼は(笑)。

――
ただ、シュウさんからすると、目の前の1~2戦じゃなく、5~10戦でどうなるかというのを見据えているところはありますよね。

シュウ
 もちろんそうです。最終的に目標をUFCにセットするには、10試合したらできれば全勝、最悪8勝2敗でいくと。その2敗も実績のある選手に負けているという状況にしないといけないと思っているんですよ。ただ、ひとつひとつの試合で話題を作っていくのは、これは平本くん個人の力量ですよね。

――
今後平本選手はラスベガスに呼び寄せて練習させるという計画なんですか?

シュウ
 はい。これもう決めちゃったんですけど、コロナの影響でニューヨークだとジムもフルにオープンできない中、ベガスを拠点にしましょうと。じつは、魅津希選手たちのチームメイトで、UFCバンタム級のアルジャメインが、ニューヨークに2軒不動産を持っているんですけど、3軒目はベガスに買ったんですよ。

――
アルジャメイン級の選手でもそんなに不動産を買えるんですね。

シュウ
 いや、こっちの選手でクレバーな子たちってそうなんですよ。頭金の20パーセントあれば家を買えるわけなんで、そうすると4000万円の家を買うのに800万円あればいいから、ボーナスなんかが入るとポンと買っちゃったりして。そこを賃貸にしたりテナントを入れたりして家賃で全部ローンを払っているんです。最終的には転売するんですけど、アルジャメインはもう2軒ぐらい転売してるんじゃないかな?

――
GSPがカナダでやってた投資術を同じですね、。

シュウ
 そうですね。じつをいうと、アルジャメインとチームメイトのアル・アイアキンタ選手はニューヨークの不動産ブローカーのライセンスを持っているんで。だから家を買って、業者の手を借りずに転売することもできますし、家を売りコミッションを得ることもできるんです。

――
どこの国も不動産は強いですねえ。

シュウ
 彼のベガスの家は、UFC PIから車で7分ぐらいのところに買ったんですけど。なぜベガスに買ったかというと、やっぱりこれからはベガスでの試合しかないし、チームメイトがセコンドで来たときにその人たちが宿泊できるからなんです。もう完全に奉仕というか、チームのファイターズハウスという感じで買ってくれたんですよね。

――
太っ腹というか、献身的ですね。

シュウ
 ですから1月15日から、魅津希選手もそっちに動かします。

――
魅津希選手といえば、いま術後のリハビリ中ですよね?

シュウ
 ええ。なぜかというと、UFC PIですべてのリハビリが叶うからなんです。そして、そのあとのケアからフィジカルトレーニングまで、全部専門家が揃っているんですよ。UFCと契約している選手は全部タダで使えるわけですから、それは使わない手はないですよね。

――
さすがUFC!

シュウ
 もうアルジャメインは自分の家のガレージに全部マットを引いてジムにしちゃってますし、あの家はもうどこでも練習できるぞという感じのファイターズハウスになってますね。

――
そこに平本選手も呼ぶ、と。

シュウ
 そうです。もっと言うと、ブラジルもコロナの影響でなかなか練習環境が整わない。11月の時点で、ジムはまた閉鎖を余儀なくされ、いつ再開するかまだ目処がたっていないんです。なので、そっちの選手も呼び寄せる計画ですね。ジェシカ・アンドラージ選手はすでにベガスにアパートを確保してありビザの更新手続きが終わり次第ベガスに移ります。チームメイトのキャロル・ローザ選手とそのカノジョでもあるインヴィクタFCに出ているジェシカ・デルボニ選手も一緒に来ます。結局ベガスで試合をするんだし、アブダビのファイトアイランドに行くにしても、いったんベガスに来て、そこで24時間隔離しないといけないわけですから。そう考えると、ベガスにいるのが一番いいんですよ。で、これ皆さん知らないかもしれないんですけど、UFCはトライフェクタという食事面をサポートする会社とも契約しているんですよ。なので、ベガスにいると3食も全部作ってくれるんですよね。

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凄い!そして食べたい!

シュウ 選手の体調に合わせて選手それぞれにメニューを作ってくれるんで。だから、我々はネバダ州に選手を集結させて、ちゃんとした練習環境を整えるというのが一番大切だという結論に達したわけですね。そこには、ずっと付き合いがあった柔術の世界チャンピオンであるロバート・ドライズデールもいて、そういう人たちともコラボしながらやってるんで。もともと、ボクはニュージーランドのアデサンヤのところに平本選手を送り込みたかったんですけど、ニュージーランドはコロナの規制が大変なんですよ。だったらもうベガスに来ないかということで、これは井上直樹選手も佐々木憂流迦選手も一緒です。

――
となると、憂流迦選手も直樹選手も平本選手も、全員がそこに移る。
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