先だってのUFC154でカルロス・コンディットに勝利を収め、UFCウエルター級タイトルを防衛したジョルジュ・サンピエール(GSP)。その見事な復活ぶりはもちろんのこと、試合後には盛大に顔を腫らしながら、背広にネクタイの正装で記者会見に出席する姿が印象的だったが、そんなGSPはいまや文字通り「歩くビッグビジネス」となっている。
GSPはこの12ヵ月間で、コカコーラ、グーグル、バカルディといった企業とスポンサー契約を締結した。出版社ハーパー・コリンズから自伝を出す予定もある(サンピエールによると、「孫子の兵法」的なものになるらしい)。アンダーアーマー社とのアパレル契約も更新したし、新たにMMAギアのハヤブサとも契約した。
業界筋情報によると、サンピエールは全部で14のスポンサーシップ契約を持っていて、それぞれの金額は6桁規模だという(数十万ドル、つまり数千万円)。現在と過去のスポンサー契約を合計してみれば、サンピエールのリング外収入は8桁規模(千万ドル、つまり十億円以上)になるはずで、その大半はここ1年の収入なのだという。