秋山成勲“謝罪”の違和感の正体――ジャン斉藤による考察コラムです!【1記事から購入できるバックナンバー】
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秋山成勲が元プロ野球選手・清原和博氏のYouTubeチャンネル『清ちゃんスポーツ』に出演。2006年大晦日『Dynamaite!!』桜庭和志戦の“真実”を告白したことが話題をさらっている。……って、つい最近も同じ出だしで小川直也原稿を書いた記憶があります。元・柔道家たちのいまさら告白シリーズ!
あらためて説明するまでもないが『Dynamaite!!』桜庭和志戦とは、秋山選手が身体にクリーム塗布という反則を行なった試合である。主催するK-1(FEG)のそれまでの杜撰すぎる競技運営の不信感や、ネットにおける嫌韓感情も混ざり合って、秋山選手がグローブにメリケンサックを仕込んでいた陰謀論まで吹き上がる騒動となった。
この動画で秋山選手は、あの試合でセコンドについた清原氏、セコンド、大会関係者、家族に対しても一切打ち明けてこなかった“真実”を告白した。
「故意じゃないと。そういうつもりじゃなかったといっても、100%のうち1%はね、ひょっとしたらあったんちゃうかなと。自分で総合や柔道をやってきて相手をつかめないことはどれだけのことか想像できると思うので、そこは潔く、謝った方がいいと思う。聞かれへんかった理由はそこで、もし聞いてそういうことがあったらボク、秋のことを殴ってしまいそうな気がして(これまで)聞けなかったんです」(清原)
「まず、もしかしたら、ということは、自分の頭の片隅に、やっぱりあったのは事実です。そのことがこういう大きなことを招いて、ずっと清原さんに対してもそうですし、仲間に対してもそうですし、もちろん桜庭さん、桜庭さんのファンに対しても、ずっと申し訳ない気持ちが……」(秋山)
秋山選手は言葉を選んではいるが、意図的に塗ったことを認めた。あれから15年という時間がたったにせよ、秋山選手にとっては勇気のある行動。この懺悔自体は受け入れるべきである……はずだが、動画を見てしまうと、秋山選手への不信感がさらに強まってしまったのである。
それは“番組”として美しく見せすぎていたからだ。
清原和博氏のYouTubeチャンネル『清ちゃんスポーツ』の演出を手掛けるのは、有名放送作家のマッコイ斉藤氏だ。マッコイ氏は『とんねるずのみなさんのおかげでした』をはじめする地上波テレビ番組の演出を手掛け、石橋貴明のYouTubeも手掛けている。秋山選手とは清原氏も出演していた『とんねるずのみなさんのおかげでした』の男気じゃんけん企画からの繋がりだが、腕利きのせいか、この秋山選手の告白を美化しすぎている。
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https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar2053667
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コメント
コメントを書くジャンさん鋭い!
ドロップキック最高‼️
秋山はジャンクSPORTSで「柔道着をハミングで洗って滑りやすくしている」と言ってたので明らかに意図的で常習犯。
格闘技マスコミが柔道家時代の事に触れないのが不思議で仕方ないです。
悪気がないのが始末におえんな
まあでも自分なりに改心してるならいいんじゃない
熱心な格闘技ファン以外多くの人が忘れていたことなのに、わざわざ蒸し返して何がしたかったのか。
Show大谷のYoutubeによく出てくれたよ
ジャン斉藤
あんた男だよ
>この試合を裁いたレフェリーは「はじめからグルだった」と、いまだに批判され続けている
そりゃそうだろw
何故加害者が被害者のように感じちゃうのか。
今回の件は、「とうとつ感」「不意を突かれた」というのが最初の感想です。急にどうしたんだろうと思ってしまいます。
ONEのSEXYAMAプロデュース大会の事前プロモだったとはねえ
15年前の忌まわしき事件を、何故だか今さら
コンテンツ化し衆目にさらす秋山・清原・マッコイさん
誰もが「そんなもん見たくも聞きたくもない」と拒絶する中、頭から尻尾まで食べつくし
咀嚼してこのようなコラムに昇華できる斎藤さん、
あなた、プロ格オタの中のプロ格オタですよ。
この視点を得られるからドロップキックはやめられないのです。