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【14万字・記事23本詰め合わせセット】吉成名高、平本蓮、堀口敗戦、中村大介、伊澤星花、YA-MAN…
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【14万字・記事23本詰め合わせセット】吉成名高、平本蓮、堀口敗戦、中村大介、伊澤星花、YA-MAN…

2021-12-31 23:59
    非会員でも購入できる大好評インタビュー詰め合わせセット! part96大好評記事23本14万字で600円!!(税込み)


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    part96

    ◎平本蓮は誰からも逃げてないです■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク
    ◎強くて面白くて恐ろしいムエタイ・吉成名高は何を考えているのか

    ◎日本レスリング&MMAの功労者・木口宣昭先生を語ろう■朝日昇
    ◎こじらせU系・第3弾!! 黒いパンツのプロレスラー中村大介「“UWFごっこ”にはしたくない」

    ◎【謎】堀口恭司はなぜ立ってしまったのか■水垣偉弥
    ◎「日本MMA100年に一度の悪夢」堀口恭司敗戦から見える歴史的意義

    ◎天心vs武尊ノーコメントの理由を推測する
    斎藤裕vs朝倉未来「日本一心」な再戦

    斎藤裕「お互いに万全ではないけど、いまの大変な状況だったら、やるしかない」
    ◎「皇治は俺たちのスーパースター♪」誕生秘話■アーティスト「強」インタビュー
    ◎絶望を破壊する拳・YA-MAN「皇治、ちょっとおかしいんじゃないの?」
    ◎【超新星大晦日到来】伊澤星花 「どうやって負けるんだろう?と思ってました」


    ◎天心vs武尊 きっと君は来ない ひときりのクリスマス・イブ
    ◎天心、武尊、五味、名高……大晦日のすれ違い人間交差点
    ◎【格闘技と視聴率講座】なぜカズジュニアは大晦日に出られるのか

    ◎牛久絢太郎vs神田コウヤは忖度判定だったのか?■DEEP代表・佐伯繁


    小佐野景浩の「プロレス歴史発見」
    令和の横アリ大実験!新日本vsノア対抗戦
    東京スポーツ新聞社制定プロレス大賞2021

    ◎斎藤文彦INTERVIEWS
    対抗戦?交流戦?新日本vsノアから見えてくる2022年
    WWE番組放送終了が意味するもの

    アイスリボンの選手大量退団■事情通Zの「プロレス 点と線」
    反同性愛デモ集団の目の前で、ボーイフレンドとキスを交わしたプロレスラー
    ファンがWWEスーパースターを番組中に襲った恐ろしい理由
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    多くのMMAファイターをマネジメントするシュウ・ヒラタ氏が北米MMAシーンを縦横無尽に語りまくるコーナー。(この記事はニコ生配信されたものを編集したものです)





    ――
    大晦日前ということでいろいろと情報が錯綜してるんですけども。まず聞きたいのがシュウさんがマネジメントしている平本蓮選手が朝倉未来選手とハードな甘噛みを展開してまして。

    シュウ ハハハハハ。格闘技ファンからも平本くんはイジメられちゃってますね。

    ――
    未来選手は平本蓮批判というよりは、煽ってるように見えるんですけどね。いつか実現するかもししれない平本戦をいまから。

    シュウ
     ボクもそう思いますよ。ですから、平本くんのマネジメントとしては「話題にしていただいてありがとうございます!」という感じです。

    ――
    まあでもSNSって善悪を分けがちだから「1年も試合をしてないのに大口を叩いてる平本蓮はおかしい!」っていう風潮になっちゃうんですけど。

    シュウ
     たしかに平本くんはデビュー戦で負けたあと試合してないですし、SNSでアクティブな部分がありますからアンチがいっぱいいるのはすごいわかるんですよ。さっきもRIZINの笹原さんとやり取りしたんですけど、「もしも井上直樹選手が平本くんみたいなSNSでアクティブだったら和製コナー・マクレガーになってましたね」と(笑)。

    ――
    マクレガー級のアクティブさ!

    シュウ
     平本くんの今後に関しては、言えることと言えないことがあるんですけど。まず平本くんが「対戦相手を選んでる」みたいなこと言われてますけど、それはまったくないですね。いままで打診レベルや正式オファーで断ったことは1回もないんですよ。

    ――なるほど。

    シュウ
     「周りの人が止めてるんじゃないか」みたいなことも言われてますけど、ある意味それはちょっと正しいです。ボクはやっぱりマネージャーですから、彼をしっかり育てないといけないと思ってるんで、いきなり経験のある選手とやるのはちょっと待ったほうがいいんじゃないかと。本人は全然ノーと言ったことないですね。平本蓮選手のファンに言いたいことは、常に短期プラン長期プランを考えてますから、長期プランってのは当然、彼は世界の最高峰を目指すわけですから。そこからブレてはいけないってことはボクがいっつも彼に言うことなんで。

    ――どこの情報なんですかね、「相手を選びまくってる」っていうのは。

    シュウ これはボク、思うんですよ。もしかしたら打診レベルで「平本くんとやるかもしれないよ」と声をかけられた選手がいるのかもしれないですね。

    ――
    いわゆるリストアップされたわけですね。

    シュウ
     はい、団体側からしたらプランB、Cを用意するのはあたりまえなんで「これ、やる気はある?」ぐらいのことは選手側に聞くんですよね。ボクは選手のやりたいことを最優先しますけど、同時に団体さんにも必ず聞くのは「団体としての理想はどうですか?」「平本選手にどういう選手を当てたいですか?」と。それでいうとRIZINさんから提案いただいてるプランニングはボクらが考えてるのとほとんど一致してるんですよ。

    ――
    コメント欄には「いや、怪物くん(鈴木博昭)が平本戦のオファーがあったと言っていた」とありますけど、まさしくリストアップされたってことなんしょうね。それにあれは平本選手がアメリカに行くタイミングでしたから、どのみち試合ができるわけがないという。

    シュウ もしかしたら対戦候補として名前が挙がったのかもしれないですけどね、主催者との会話の中で。

    ――
    基本的に打診とオファーの違いが理解されてない場合が多いですよね。候補としてリストアップされただけなのに「逃げられた!」とか。

    シュウ
     そうなんですよね。打診と正式オファーの違いを理解してない選手は多いですね。けどね、これ、簡単な線引きの仕方があるんですよ。対戦相手と日にちとルールだけでなくて、ファイトマネーがいくらなのか、初参戦の選手なら1試合契約なのか複数試合契約なのか。そこまで具体的にすべての条件出ましたか?ここだと思うんです。それが出てなかったら、すべては打診です。ビジネスですから、そう考えるのが普通だと思っているんです。「試合をしたい!」といつでも思っている選手が多いですし、それがRIZINとなるとなおさらだと思うんです。だから早合点してしまうのもすごくわかるんですけど、ビジネス的に考えれば、そういうことなんですよね。

    ですから朝倉未来選手に対して「いつでもやってやるぞ」って言ってるから、それは朝倉未来ファンにとっては「そんな偉そうなこと言ってるなら早くやれよ」と言いたくなるのはわかるんですよ、すごく(笑)。だけどもプロだからね。いずれ朝倉未来選手とやるんでしたら、そのための準備が必要なんですよ。それは競技者としても、そしてプロモーター側からしてもプロアスリートからしても、タイミング、舞台、条件とかいろいろとあるんですよね。プロですから。そこらへんの街の喧嘩ではないんですよね。そう考えると、すぐやるもんでもないし、もったいないじゃないですか。やるんならもっとしっかりとPRと宣伝に時間をかけて、という見方もできると思いますし。みんなが見たい見たいと言ってくれてるんですから、どこかでは期待に応えるべきだし、RIZINさんも組みたい試合だとは思いますよね。

    それをじつを言うと誰よりも理解しているのが未来選手なんじゃないか、とわたしは思っているんです。だからこそ、いまから平本くんに絡んでくれてるんだと思ってます。彼はそういう点では優秀なビジネスマンですね。そう私は考えてます。

    ――朝倉未来vs平本蓮って“金の大雨”が降るカードですからね。この配信でも「白川陸斗とやれ」というコメントがよく寄せられるんですけど、キャリアが全然違うから正直ありえないじゃないですか。それが仮にナンバーシリーズやLANDMARKのメインでやって“金の雨”が降るなら別ですけど。

    シュウ それはわかります。今回の大晦日に出ないことに関しても、オミクロン株の影響で隔離期間がまた長くなったことが理由のひとつとしてあるんですね。白川選手に関しては、この記事の加筆・訂正をするにあたり、初めて彼のYouTubeを見たんですね。「大晦日に出れませんでした」という報告の動画でした。彼がその中でこう言ってたんです。「支持率、数字、話題性です」と。これ、すごく正しいと思うんです。ただ彼の言う「数字」とは何なのか?戦績なのか?果たしてYouTubeの登録者数とかTwitterのフォロワーの数なのか? プロなんだからどっちも大切と言えばそうでしょう。けど普通に考えて競技の世界で、勝率5割よりやや上の戦績しか残せていない選手が、ジムで「いや、けど俺のほうがフォロワーが多い」とか言っても、「は!?」という話になるじゃないですか。

    ――
    ツイッターのフォロワー数は目安にしかすぎないですよね。

    シュウ
     やっぱりスポーツですからね。わたしは勝負師たちの世界であるべきだと思うんです。これ、前にも自分のブログで書いたことがあるんですけど、前にNBAのマジック・ジョンソン、ラリー・バード、マイケル・ジョーダンとチャールズ・バークレーとパトリック・ユーイングの5人が、ホテルの部屋でビール飲みながら雑談しているうちに「誰がベストのプレイヤーか?どこのチームがベストか?」という激しい討論になったそうなんです。そのときに、バードはバークレーとユーイングに「おまえらは(チャンピンシップ)リングを持ってないんだから」と一言も発言させてもらえなかったんですよ。

    ――ああ、そこは譲れない線なんですね。

    シュウ
     この感覚は大切だと思うんです。白川選手は一部のファンには朝倉兄弟のバーターで入ったんだろ、と揶揄されているみたいですけど、たしかにDEEPでバンタムの大塚(隆史)選手に負けた後にRIZINに出たんで、そう思われても仕方ない部分はあると思うんです。けど彼はそのRIZIN初戦で萩原京平選手に負けたあとに、DEEPで1試合勝ってからまたRIZINに戻るという、いわゆる「正統的なルート」でカムバックを果たして、いまRIZINで3連勝中ですから。そこには自信を持って、あとはどの「数字」を気にするのか?どこを目指しているのか?永ちゃんがどんなに人気が出ようが本が売れようがCMや映画やドラマに出ようが、アーティストとして常に音楽性とライブパフォーマンスを何よりも重視してきたように、格闘家として、どこを一番重要視するのか?これを考えて頑張ってほしいと思いました。

    ――話を平本選手に戻すと、外国人は入国禁止だから修行先のルーファスポーツの人間がセコンドにつけないのも大晦日に試合ができない理由のひとつで。

    シュウ 以前この配信で、平本選手のアメリカでの練習場所候補は5ヵ所くらいあったという話をしたじゃないですか。そのときからボクはルーファスポーツが一番いいなと思ってて。その時点でルーファスポーツ所属のセルジオ・ペティスと堀口くんがベラトールでやることがだいたい決まってたんですよ。そのジムに平本くんが行くことで、何かしら話題にもなるなって考えてたんです。

    ――
    そこまで考えてたんですか!

    シュウ
     平本くんはアンソニー・ペティス選手にも憧れてるみたいな部分もあったし、セルジオと練習できるようになれば得るものは大きいですしね。ほかにもあそこのチームって、ストッツ選手みたいにガチガチのレスリングタイプもいるのに、会長のデュークが元キックの選手でもあるせいか、みんな普通に打撃もできるんですよ。これ平本選手も「あそこにいるプロ全員普通にK-1に出れますね」と言ってましたけど、そういう環境に行ってほしかったんです。そうすると、「なら、MMAの試合に勝つためにどうしたらいいのか?」だけを考えるようになるんですよね。日本人って真面目だから、総合格闘技なんだから、すべてできるようにならないといけないと考える人が多いと思うんですよね。それはいいと思いますし、正しい考え方なんですけど、それと同時に「ここ頑張っても無理だから、ここで勝負する」という考えも必要になると思うんですよね。

    ――どの領域で勝負するかってことですね。ジャンケンでいえばパーではチョキに絶対に勝てないけど、グーでは勝てる。

    シュウ
     要は大昔からレスリングをずーっとやってきた選手にレスリング勝負を挑んだって、それは無理があるじゃないですか。それなら他の部分で勝つことを考えないといけない。そうなったときに、やはり元キックの選手だったコーチのほうが平本選手に合うと思ったんですよね。それにデュークは元K-1の選手で兄貴は日本のK-1にも出ていた、ということは自分も日本で試合をしたかったという思いもある人ですし、日本の格闘技業界の良さもわかっている人なんですよね。そっちのほうがいろいろと平本選手に教えるときにモチベーションが上がると思いますし。

    ――
    実際に平本選手はセルジオのセコンドに抜擢されましたね。

    シュウ
     誤解しないでほしいのは、ボクはデュークに平本くんをセコンドにつけてくれなんて頼んだこと1回もないんですよ。セルジオから選んでくれたんです。やっぱりいい経験になるのでノーの選択肢はなかったですね。仮にセコンドにつけなかったとしても、ボクは平本くんを会場に誘うつもりだったんです。ああいう試合を肌で感じられる機会ってそんなにないですからね。

    ――平本選手とセルジオは想像以上の絆で結ばれてるみたいですね。

    シュウ
     ボクはこう思うんですよ、ジムを選んだりしてセッテイングしたのはボクかもしれないけど、そんなのは0.1%くらいの力ですよ。やっぱりひとりでアメリカに乗り込んで現地で一生懸命頑張ったのは平本くん。99.9%は彼が築いたもの。だってあのセルジオを含め、ルーファスポーツの選手たちにも認められたんですから、そこは評価されることだと思うんですよね。あらためてあのチームにいる選手たちを見ていただければわかると思いますが、軽量級から中量級までいい選手が揃っているんです。たとえばUFCのコンテンダーズとかに出ている選手もいるんで、平本くんからしたら、そのあたりの選手と練習していく中で自分の実力も測れるんですよね。UFCに辿りつくためには、自分はあと何をやらないといけないのか、とかも。平本くんはそういったことが感覚的にわかることができる人間だと思うんで。

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    ――
    短期間で認めてもらったのはすごいですね。


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