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伊澤星花とのリベンジ&タイトルマッチが決定した浜崎朱加インタビュー!!(聞き手/松下ミワ)
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・伊澤星花が強すぎて怖い!! 「大晦日の出来は70パーセントぐらい」
――防衛戦にして、伊澤星花選手へのリベンジマッチがいよいよ決まりましたね!
浜崎 はい、燃えてますよ!
――おお~! このタイミングで決まったというのは、浜崎選手にとってどうなんでしょう?
浜崎 うーん、「もう来たの?」という感じよりは「やらなきゃいけないな!」という思いですかね。今年はスーパーアトム級のトーナメントが始まるかもと聞いていますし、それだったらこのワンマッチはその前にやらなきゃなと思っていたんで。
――というか、スーパーアトム級のトーナメントがあったら、タイトル戦の勝敗を待たずとも、出る気でいるということなんですか?
浜崎 出ますよお! もう、やる気満々です!
――凄い! 去年、バンタム級トーナメントが開催されるとき、朝倉海選手なんかは参戦を悩んでいるような雰囲気もありましたが、浜崎選手はそういう気持ちはないんですね。
浜崎 まったくないです(キッパリ)。……あ、もちろん、選ばれなかったら出られないですけどね。
――いや、絶対にそれはないでしょう(笑)。現チャンピオンですし、トーナメントで勝ち上がってきた人と対戦すればいいじゃん、という態度ではないんですか。
浜崎 なんだろ、やっぱり堀口(恭司)選手みたいにダントツな存在だったら、そうするかもしれないですけど。もう、そんな圧倒的な勝ち方をしてきているわけじゃないし、そんなに差があるかというと、そういうわけでもないだろうから。
――……正直、そういう感覚なのは意外です!
浜崎 いや、こんな感じですよ。なんか「強い」と言ってもらえてますけど、いままでも負けてるし。そういう意味でも、いろんな人と戦いたい気持ちのほうが強いですね。
――では、今回の試合はその前の大一番となるわけですが、会見であらためて伊澤選手と顔を合わせてみていかがでした?
浜崎 ええっと、「超新星」って誰がつけたんだろうなあって(ボソリ)。
――そ、そこですか。毎回記者会見で自ら元気よく「超新星」と自己紹介してますね(笑)。
浜崎 まあ、それは冗談ですけど(笑)。前回、年末の試合に向けて一度顔を合わせたじゃないですか。やっぱり、そのときとは違いましたよね。負けてるんで、挑戦者の気持ちで顔を合わせるという感じはありました。
――そもそも、年末からの数カ月間、どんな気持ちで過ごされていたんでしょう。
浜崎 負けてすぐとかはやっぱり悔しくてモヤモヤしてました。でも、最近は試合に向けていつもと変わらず調整してますかね。
――浜崎選手のSNSって犬と猫ばかりなので、どうもそのへんの感情がわからなくて。
浜崎 ハハハハハ! それ、みんなに言われます(笑)。「犬・猫、かわいいなあ~」で生きてる人間ですからねえ。でも、気持ちとしてはもちろんずっと悔しかったですよ。ただ、今回はその相手にリベンジできるんでね。結果はわからないですけど、そういう試合ができるというのは幸せなことだと思うし、次はしっかり勝たないとなと思います。
――負けが少ないだけに、そういう感情もひさしぶりというか。
浜崎 というよりも、私っていままで負けた相手と再戦できたことってないんですよ。
――え、そうでしたっけ?
浜崎 ハム・ソヒもそうだし、インビクタで負けた選手に対しても、いままでリベンジマッチの機会ってなかったんですよね。でも、今回それができるんで、めっちゃ楽しみです!
――そもそも、昨年末の伊澤戦を受けるときって、榊原(信行・RIZIN CEO)さんも「浜崎選手が受けてくれると思わなかった」と言われてましたよね。
浜崎 ああ、そうでした。ただ、自分にはあんまり選択肢がないというか、このコロナ禍で外国人選手が入国できないので、日本人ファイターの中から相手を探すのは簡単じゃないじゃないですか。なので、今回の年末は見送るか、伊澤選手と戦うかと言われたときに、もちろんメリットはないですけど、若手で勢いのある選手ということで引き受けた感じですね。
――スルーするという考えはなかったですか?
浜崎 うーん、それもちょっとは考えたけど、相手がどうであれ単純に自分が試合したいのもあったし。まあ、若手ではありますけど相手もずっと連勝していて強い選手というのはわかってたんで。やってみたいなという気持ちもありました。
――「やってみたい」というのが凄いですね。普通、実績のあるベテランはそういう若手との対戦を嫌がりそうですけど。
浜崎 私、相手が強い選手だからやりたくないとか、そういうことは一切考えたことがなくて。いまだに「強いならやりたい」というのが先行しちゃうんですよね。
――去年6月には、同じくAACCの本野美樹選手が伊澤選手にDEEP JEWELSストロー級のベルトを獲られた試合もありましたが、そこも関係あったりしました?
浜崎 正直そこはあんまり関係はないですね。ただ、ウチの若手が負けてるから、後輩には同じ相手に負ける姿を見せたくなかったんですけどね。
――ちなみに、年末の試合は浜崎選手は100%の状態ではなかったという話を耳にしたんですが……。
浜崎 いや、まったく根本から違う自分で戦ったわけじゃないですから。
――試合後の伊澤選手のインタビューでは、浜崎選手の圧が思ったほどではなかったと言われていて。それは、浜崎選手のコンディションも影響していたのかな、と。
浜崎 関係ないと思いますね。結局、あの負けはどうやっても変わらないですし。
――なるほど。浜崎選手って、RIZINでのジン・ユ・フレイ戦のときも試合直前にケガがありましたよね?
浜崎 ああ~、あれは腰をやっちゃったんですよねえ。
――さらに言うと、インビクタで負けた試合がありましたが、あのときも直前にケガされてませんでしたっけ?
浜崎 あのインビクタはヤバかった! あれは試合の2日前でしたから。
――そういうときって、欠場という選択肢もあるとは思うんですけど、浜崎選手っていつも出ちゃいますよね。
浜崎 いや~、やっぱり穴を開けちゃうじゃないですか。相手もいることだし。さすがに、インビクタは2日前のケガだったのでちょっと判断を間違えましたけど(苦笑)。なので、試合ができるのならべつに欠場という選択肢はないですね。
――穴を開けたくないという思いが強すぎて。
浜崎 相手がいなきゃ欠場してもいいんですけどねえ。絶対に相手が準備して待ってますから。
――1対1の競技ですもんね。あと、あの試合はフジメグ(藤井惠)さんがセコンドに付かれていたので、そういう意味でも特別感がありました。
浜崎 相手が誰であれ、年末の試合は藤井さんにセコンドについてもらうつもりではあったんですよ。なので、藤井さんにお願いしたのは……本当に「なんとなく」なんですけどねえ。特別な考えもなく「お願いします」と。でも、やっぱり藤井さんが近くにいてくれると落ち着くし安心するんですよね。
――やっぱり違いますか。
浜崎 なので、年末はセコンドに付いてもらえて本当によかったなと思いました。でもね、藤井さん、凄い泣かせにくるんですよ。まあ、それは負けた試合だからなんですけど。
――フジメグさんも大事な後輩に気を落としてほしくなかったんですかね。
浜崎 凄く大事なことを言ってくれるし、試合終わってからも凄くケアしてくれましたしね。まあ、そのへんはライコン(RIZIN CONFESSIONS)を見返していただければと(笑)。
――でも、フジメグさんにお願いしたのは、やはりいつもと違う気持ちがあったからですよね?
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