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RTUストロー級トーナメントに出場する松田亜莉紗インタビューです!(聞き手/ジャン斉藤)


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――
松田選手の娘さんは今年の春から小学校へ通ってるそうですけど、ボクの娘も小学校1年生なんです。

松田 えっ!一緒ですね。

――
かなりドタバタする時期にUFCの契約が懸かった試合をするのは、すごいなと(笑)。

松田
 そうなんですよ!保育園が終わって、小学校の準備がいろいろあったし。小学校も最初は午前中だけで、家から離れたところに通ってるので、その送り迎えもしなくちゃいけないし。いまが一番大変なときかもしれないです(笑)。

――
入学に関する書類の整理だけでも一苦労ですよね。

松田
 そうなんですよね。娘が忘れ物をしたら、かわいそうじゃないですか。私は全然覚えられないし……。

――
えっ(笑)。

松田
 娘がしっかりしてくれてるから成り立ってます。

――
松田選手はけっこう抜けてるところが多いんですか?

松田
 保育園の頃から抜けが多くて……娘がそれをわかってて「あれを用意してくれ、これを準備してくれ」と。私の先生みたいになってます(笑)。だからこそ私は格闘技をやっていけてるのかなとも思います。

――
家族の支えがあるわけですね。

松田
 でも、仕事をしながら試合をしている人はいっぱいいますからね。私だけが大変じゃないんだろうなって。

――練習のスケジュールはどういう感じなんですか?

松田
 その日によって変わるんですけど、最低2部練です。筋トレとか含めると3部練とか。

――
家の用事をいろいろ済ませてから練習してるんですね。

松田
 そうです。やっぱり娘のことも大事やけど、自分の人生も大事なんで。家族の理解が大きいから、そのおかげでこうやって練習のことばっかり考えていけるんですけど。

――
家族でいえば『新婚さんいらっしゃい!』にも出演されて。

松田
 主人が「出たい」と(笑)。調べたら結婚から3年以内やったら出れるみたいな感じで。あれって3次審査まであるんですよ。書類審査と、2回の面接だった気がします。

――
決勝まで3試合のRTUと同じですよ(笑)。出演にこぎつけられたのは、松田選手が元女子プロ野球選手だったこともフックになったんじゃないかなって。

松田
 たぶん、そうやと思います(笑)。

――
野球は小さい頃からやられてたんですよね。

松田
 そうです。小学校4年生かな。

――
ボクは昔から「プロ野球選手になれる運動神経を持つ人がMMAに来たら通用する」説をずっと唱えてて。大谷翔平がMMAに専念したら強くなりそうじゃないですか。

松田
 すごいありえますよね。

――
松田選手も格闘技のバックボーンはないのに勝ち上がって。

松田
 いや、それは中蔵(隆志)代表のIQが高いだけですね。私は代表に乗せられて、身体を動かしてるだけなんで(笑)。

――それで勝てるものでもないですよ!小さい頃から運動神経はよかったんですか?

松田
 いや、全然です。走るのが早かったぐらいじゃないですか。野球も全然センスなくてドン臭いですよ。

――
それでプロまで入れるんですね。

松田
 まあ、運がよかったんですかね。縁と運とでなんか上がってきたって感じです。試合に出たいっていう気持ちが強いから練習しないと。そうしないと指導者との信頼関係も結べないですね。

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――そもそも女子プロ野球って、どういうルートで入るんですか?

松田
 女子プロ野球のトライアウトがあって。全球団一緒にやるんですけど、そのトライアウトに受かりました。

――
受かる自信はあったんですか?

松田
 いや、全然ないです。トライアウトに来たのは当時の日本代表の選手ばっかりで、同じ高校生でもうまい子ばっかりやったんで。私、絶対無理やなと思ってたんですけど、なんか大声を出したら受かりました。

――
どういうことですか?

松田
 野球ってけっこう声を出すじゃないですか。守りながら大声を出していたら合格しました。

――
えっと、どこまでホントなんですかね(笑)。

松田
 明らかに私のレベルだと絶対に無理やなぁと思ってて。大声がよかったのかなって(笑)。まあなんかが引っかかってくれたかなと思いますけど。

――プロってどういう生活なんですか?

松田
 5年間在籍してたんですけど、1年目と2年目は練習と試合をするだけ。3年目からは朝練して、夕方は事務の仕事、自分らの試合の準備ですね。たとえばグッズ販売のポップを作ったり、どんなグッズを出したら売れるかを考えたり。

――
年俸制なんですか?

松田
 年俸制ですね。当時は240万円が最低ラインやった気がします。結果を出せば上がっていく。結果が出せへんかったら下がるみたいな感じです。だから試合に出るために必死でしたし、結果を出さないと年俸が変わってくるんで。たぶんポイント制やった気がするんですよ。

――
これだけの打率を残したら何ポイントとか

松田
 たとえばベストナインを取ったら何ポイントとかやった気がします。打率がよくても、1年間に最低でもこんだけの試合に出ないといけないとか。試合数が足りてなかったら打率が良くても下がります。

――
じゃあ、やりがいがあるというか。

松田
 そうそう、やりがいがあります。

――
2年目にベストナインを受賞したから年俸はけっこう上がったんじゃないですか?

松田
 「めっちゃ上がった!」って思ってた記憶があります。お金のこと全然、忘れちゃいましたけど(笑)。

――
ベストナインに選ばれるわけだからセンスがないわけがないですよね。

松田
 たまたまです!

――
たまたまで3割打てるんですか?(笑)。

松田
 だって、5割打ってる選手もいますから。チームメイトですごかった。もう絶対に打ちますもん。

――
それなりの成績を収めていたけど、5年目にやめちゃうわけですよね。

松田
 気持ちがついていかなかったですよねぇ。このまま続けても自分がイヤな人間になっていきそうやな、1年がもったいないなって。そう考えてるときにたまたまBSでベラトールの試合をやってたんですよ。そこからMMAをよく見るようになって「格闘技をやりたいな」と。

――
それまで格闘技の知識はあったんですか?

松田
 全然ないです(キッパリ)。

――
ずいぶんおもいきりましたね(笑)。

松田
 誰が強いとか弱いとか、どういう技術があるとか、いまもそうですけど、あんまわかってないです。格闘技、全然詳しくないです。

――
UFCで知ってる選手いますか?

松田
 ジャン・ウェイリーです。

――
目標とする団体の同階級の選手ですもんね(笑)。

松田
 さすがにそれはわかります(笑)。

――
当時はDEEPという団体のことは知らなかったんじゃないですか?

松田
 DEEPは知らなかったです。そもそも日本にある格闘技団体が全然知らなくて。

――
ハワイで格闘技を始めたのはどうしてですか?

松田
 さっき言ったベラトールの試合の選手がハワイ出身だったんです。

――
元ベラトール王者のイリマ=レイ・マクファーレンですね。

松田 それでHMCで3ヵ月間練習しましたね。

――しかし、いきなりハワイに飛ぶって行動力ありますね。

松田
 日本でどこのジムに行ったらいいかわからなくて。外から見たらわかるんかなって。

――
感性で動くタイプなんですかね。

松田
 思ったらすぐ動くから、いつも怒られます(笑)。

――
野球をやめることも反対されませんでした?

松田
 まだまだこれからの選手やったし、育ってくれてたんで。でも気持ちが向かないと、どうにもならないじゃないですか。

――
やめるのはまだわかるんですよ。でも、次のステージが格闘技ってことには何か言われませんでした?

松田 言われましたねぇ。「危ない」「変になったらどうするの?」って。「もともと変やからまあいいか」って言う人もいますけど(笑)。

RTUで3度目の万智戦はあるか?DEEPジュエルスができたら…続きはこのあとへ
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