8月8日に行なわれたパンクラスの記者会見は、普通の会見とは雰囲気がまったく違っていた。会見第二部、9.29横浜文化体育館での旗揚げ20周年記念大会で行なわれるワールドスラム(世界トーナメント)にDEEPから北岡悟(ライト級)と金原正徳(バンタム級)が出場することになり、両者とともにDEEP佐伯繁代表も出席。
 もう佐伯さんからしてピリピリしていた。司会の川上リングアナに「トップ選手を快く参戦させた佐伯代表」と紹介されると「快く、なのかっていうね」。北岡も金原も戦極(SRC)の王者となり、現在はDEEPのトップ選手。北岡は現DEEPライト級王者でもある。そんな二人を他団体に出すことの重さとリスクを佐伯さんは語った。
 トーナメントに出場する他の日本人選手とは「格が違う」とも。そして「このタイミングでこの二人が行くんですから。それだけの覚悟があるということ。僕はトップを出してるんですよ。彼ら