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【力道山の孫】力(ちから)「ダース・シディアスになりたいです!」【必殺セーバーチョップ】
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【力道山の孫】力(ちから)「ダース・シディアスになりたいです!」【必殺セーバーチョップ】

2014-04-14 10:24
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    遠い昔、はるか彼方の太陽系で……………プロレスブームを巻き起こした男の孫がセーバーチョップを振るう!!  昨年12月に父・百田光雄とタッグを組んで日本マット界初の3世レスラーとしてデビューした「プロレスの父」力道山の孫、(ちから)。現在32歳と遅めの初陣となった力道山3世の人柄、プロレスに対する情熱、セーバーチョップの由来であるスター・ウォーズ愛に迫ってみました。名前のとおり、とにかくパワー、パワー、パワー押しなインタビュー!!


    ――光雄選手、力(ちから)選手、今日は親子でよろしくお願いします!
    光雄 いきなりだけど、あなたのところはDDTさんと何が関係があるの? いや、彼(力)にインターネットで調べさせたらそんなことが出てきたみたいで。
     はい。「ドロップキック」で検索したらDDTさんが経営する居酒屋が出てきたので。てっきり何か関係があるのかと思いまして。
    ――あー、それがまったく関係ないんですよ。
     それは失礼いたしました。
    ――いえいえ(笑)。今日は金曜のお昼ですけど、このあと新木場1stリングで合同練習があるんですよね。
    光雄 そう。プロレスの練習はここで週1~2回でやって、身体作りはスポーツジムに通っていてね。それは彼がデビューする2年前からやってるんですけど、前は群馬の館林の練習場まで通ってたんですよ。
    ――それはかなり遠いですね。大変だったんじゃないですか。
     館林まで片道2時間。なので仕事が休みの日しか行けませんし、行って帰ってきたらもう夜という感じでして。
    ――力選手がプロレスラーを目指したのは、お父さんの姿も意識されてのことですか?
     はい。でも、父は会場とは違って家ではあまりプロレスラーの顔は見せません。いつもテレビ見たりマンガ読んだりゲームしたり……。
    光雄 おいおい、小説も読んでるだろ(笑)。
    ――ハハハハハハ。お父さんは力選手のプロレス志望についてはどんな考えがあったんですか?
    光雄 まあウチの父(力道山)は俺にそういうことを言ったことがないんですよ。ただ、子供の頃、父が生きてるときに取材なんかで「光雄くんは将来、何になりたいの?」と聞かれて「プロレスラー」と答えると父が喜んでいたことはおぼえてますよね。あと男の子ならやっぱり強さに憧れるし、当時ね、父の強さは抜群だったから。それを間近で見ていてプロレスラーに憧れたところはありました。それで父はボクが15歳のときに亡くなってるんですけど、高校を卒業して大学進学かどうかと考えたときに元来勉強は好きじゃないし、頭を使うのは苦手なので。できればレスラーになりたいということで半年間くらい自分でしっかりと練習して、それから日本プロレスに入門したんです。
    ――プロレスって過酷な職業じゃないですか。子供に自分と同じ道を歩ませたくないレスラーは多いですよね。
    光雄 それは本人の気持ち次第だから。俺も「プロレスラーになれ!」とは言ったことないし、本人がやりたければやればいいし。たしかに父親としては薦められる仕事ではないですよ。ボクなんかこの業界の最年長に近いし、46年間プロレスをやってきてますけど、ケガだけでも何十回もやってる。決して楽な仕事ではないのでね。
     自分が父から言われたのは「プロレスはキツイぞ!」ということと、「俺はオヤジほど才能はなかったけど、おまえはもっと才能がないから。大成はしないけど、それでもいいなら」でして。
    光雄 やっぱり最初に厳しく言っておかないとね。でも、パワーはあるんですよ。身体は俺より大きいし、顔も俺よりはいいので(笑)。
    ――力選手はパワーとルックスが売りなんですね。
    光雄 ルックスってプロとして大事ですから。そういう意味では良い要素は持ってるけど、運動能力はこれまた別だから。俺はオヤジから比べると鈍いほうだけど、息子は俺よりまた鈍い!
    ――力選手は運動能力はあまり良くないと?
    光雄 だけどパワーは凄くあるから。運動能力をカバーできるくらいのパワーはある。
    ――力選手、お父さんはそうおっしゃってますけど。
     運動神経の問題はあるといいますか。パワー柔軟性は他人より劣ってはないんですが、子供の頃から体育の授業は得意ではなかったです。かけっこも遅かったし。でも、高校のときから筋トレから始めまして、あと途中からレスリング部に入ったり。
    光雄 それでスタミナは凄いんですよ。家がつくばでね、高校が土浦日大なんですよ。学校行くのに家から駅まで4~5キロあるのに毎日走って行ってましたから。
    ――えっ、毎日ですか。それは凄い。
     はい。2時間かけて走ってました。
    光雄 そういうトレーニングができるということ自体、スタミナがあるってことだから。プロレスの練習を始めてからも、みんなから言われるのは「力はスタミナはある」と。
     自分で思いますのは、パワースタミナ柔軟性は自信があるんです。ただ運動神経はなかったと言いますか。
    光雄 だけど、その3つは大きな部分だと思うでので。彼がプロレスに入るようになってから俺は厳しく言ってるんだけど、周りのコーチがうまく育ててくれているので。
    ――力選手の手応えはどうですか?
     運動神経がないというのは、プロレスの技もそうですし、桜庭さんのジムで習っていた総合格闘技の技もそうなんですけど、ほかの人と比べておぼえが悪いんです。普通は何回か見て、何回かやってみればできるんですけど、自分はホントできません。
    ――たとえば子供の頃にプロレスごっこをやったりしなかったんですか?
     プロレスごっご……やってないですね。友達もゲームばっかりやってる子が多かったですから。自分としてはプロレスよりもプロレスゲームっていう感じでして。
    ――プロレスゲームというと『ファイヤープロレスリング』シリーズですか。
     いや、『ファイヤープロレスリング』よりはセガの『全日本プロレス』のほうが好きでした。
    光雄 そこは時代の流れなんで。ボクも長いことをプロレスやってるけど、全日本、ノアの若い子はみんなゲームをやってましたし。時代ですよ、時代。
     ウチの父はギャラクシアインベーダーの頃からゲームはやってますから。
    光雄 俺もゲームとは長い付き合いだなあ(笑)。
     ウチの父がジュニア王者で防衛戦をバリバリやってる頃、家に帰ると夜中までドラクエをやってるという。
    光雄 昔からゲームは好きだったので、彼はその影響を受けてるところはありますね。あとSFモノの映画が好きだったので、スタートレックスター・ウォーズ系はバッチリなんですよ。
     はい。フェイスブックのプロフィール写真は、自分がダース・シディアスのローブを被ってるやつなんです。
    光雄 アメリカからスター・ウォーズのペーパーパックを取り寄せて、英語で書かれてるやつを読んでるくらいだから。
    ――スター・ウォーズにはうるさいぞ!と。
     はい。人並み以上には。最近使えるようになった必殺技、トップロープからのチョップを「セーバーチョップ」と名付けたのはきっかけがありまして。サムライTVに出演したときに「好きな俳優」を聞かれてスター・ウォーズでシスの暗黒卿を演じた俳優4人をダーーーーと言いましたら、視聴者の方から「スター・ウォーズにちなんだ技をつけてください」という投稿があったので。
    ――それでライトセーバーから取って「セーバーチョップ」が誕生したわけですね。ちなみにスター・ウォーズでいちばん好きなエピソードはなんですか?
     全部好きなんですけど。強いていえばエピソード3ですね!! なんと言いましても、いままですべてがパルパティーン皇帝ことダース・シディアスの手のひらで行われていた!という驚き!! そのパルパティーンが本来の姿を現して、たとえばジェダイ・マスターメイス・ウィンドゥヨーダ相手に凄まじい力を発揮する!! わけです。メイス・ウィンドゥに付いてきたキット・フィストーなどのジェダイマスターが暗黒の力でスパスパスパと一瞬で切られていく!! やはりエピソード1や2では影の存在だったダース・シディアスがついにその姿を現したことがたまりませんでしたね!!
    ――スター・ウォーズの話題になった途端テンションアップしましたね(笑)。
     
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