Dropkick
モハメド・アリという幻想と闘ったアントニオ猪木/大沢ケンジ
――前回「ヘナン・バラオンvsTJデラショー」の解説が好評だった大沢さんに最近DVD化された「アントニオ猪木vsモハメド・アリ」異種格闘技戦の感想をお聞きしたいと思います。
大沢 これ、いまでいうと誰vs誰の試合に匹敵するんですかね? ありえない試合だと思うんですよ。
――UFC誕生以降、格闘技内のクロスオーバーは珍しくなくなってますからね。当時は猪木さんと“人喰い大統領”アミンとの異種格闘技戦という無茶苦茶な計画もあったんですけど(笑)。
大沢 猪木vsアリってルールで揉めたんですよね。
――それも諸説ありますし、ルール問題にかぎらずこの試合の関係者の証言って物語性が強くすぎてどれも信憑性に欠けるんですよね。
大沢 あー、それは凄くわかります。これはボクが小さい頃に聞いてた話で「アリの引退が早まったのは猪木のローキックが効いたから!」とか言われたじゃないですか。
――血栓症で入院するエピソード。30代以上のプロレス者はそう刷り込まれています。
大沢 んなわけがないっ!! よく考えたら!(笑)。
――あ、気持よく騙されてましたか(笑)。
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