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映画ライターで北米MMA事情通の高橋ターヤンがプロレス格闘技関連の映画を紹介するコーナー。今回は『レッドベルト 傷だらけのファイター』を取り上げます。
ハリウッドでは、時たま制作意図はまったくわからないが、「この映画にこの俳優たちが!?」という豪華スターが集結する映画というものがある。
それは制作側の人脈の結果というパターンがほとんどであるのだが、例えばジーナ・カラノの初主演作『エージェント・マロリー』は、CBSで放送されたジーナに惚れこんだアカデミー賞監督スティーヴン・ソダーバーグが、自身の映画の常連俳優であるチャニング・テイタム、マイケル・ダグラスだけでなく、機会があればソダーバーグ映画に出たかった系のユアン・マクレガー、マイケル・ファスベンダー、アントニオ・バンデラス、マチュー・カソヴィッツのような豪華スターが集結。非常にスケールの小さな作品の中で誰も彼もがジーナ嬢にブッ飛ばされて蹴っ飛ばされるという不思議な映画となっている。
今回ご紹介する『レッドベルト 傷だらけのファイター』もまさにそんなタイプの映画である。
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