新連載! 映画ライターにして北米事情通の高橋ターヤンが気になるMMAファイターやニュースを取り上げ、過去と現在を繋げて未来を見据える。初回はいま最も熱い男「コナー・マクレガー」だ!




UFCのビジネスは常に変化し続けている。

かつては多くのスター選手を抱え、100万件のPPV売上を次々と打ち出してきた。だが現在は“スター選手商売”からは一歩引き、あくまでもUFCブランドを全面に押し出して、むしろそうしたスター選手たちを作り出そうという動きが急速になくなっているようにすら見えている。それはスター選手の生み出す利益が、スター選手が持ち込むリスク、コストとのバランスが悪くなっているからに他ならない。

しかしそんな中、唯一の例外と言えるほどUFCの猛プッシュを受けているのが、ロンダ・ラウジーとコナー・マクレガーであり、特にマクレガーへのプッシュは尋常ではない状態だ。