キックファンがいまもっとも見たいカードとして挙げられている武尊vs那須川天心。以前から那須川サイドが対戦アピールを繰り返しているが、キック界では実現の気配はなかったため、第三者の舞台で地上波テレビを背景とするRIZINに期待が寄せられたというわけだ。
古くは猪木vs馬場、記憶の新しいところでは田村潔司vs桜庭和志など、実現の可能性は浮かんでは消え、ファンをヤキモキさせ続けたスーパーカードはいつの時代にもあった。田村vs桜庭は数年の時を経てリングで対峙したが、この武尊vs那須川天心はどうなるのか。このカードの背景を格闘技ライターの高崎計三氏に伺った。
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記事詰め合わせセットpar22 記事内容 http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar920826
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俺も猪木も長州も知らなかった――」
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◉大晦日を巡る男たちの物語がドキュメンタリー映画化!/監督・佐伯繁インタビュー
◉事情通Zの「プロレス 点と線」
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◉OMASUKI FIGHTのMMA Unleashed
・マーク・ハントの壮絶人生「BORN TO FIGHT」
・ロンダ・ラウジーKO負けの衝撃波
・進化するUFCのスター選手製造ノウハウ…明日のスターは誰だ!?
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――お触れ!
高崎 そうですね。団体が少なかった頃は、お互いに「商売敵」という意識がもっと強かったと思うんです。たとえば90年代の全日本キックとMAキックですよね。それでも交流戦や対抗戦はありました。いまは選手の貸し借りはもっと当たり前にあるし、プロレス界と一緒でどこに誰が出てるのか複雑すぎてわからないというか。
――交流が当たり前の状態なんですね。行き来していない団体間はあるんですか?
高崎 ありますね。今後どこがどういう関係になるかはわからないから言いませんけど(笑)。
――今日の味方は、明日の敵になる(笑)。
高崎 団体間の交流が活発だから、どこかとトラブルになった選手はすぐ情報が回って他でも敬遠されますよね。だいぶ変わってきてはいますけど、まだまだキックジムって「押忍!」の世界なところが多いんです。選手にリングの選択権はほとんどなくて、そこはジムの会長が決めてきたりする。それに最初にジムに入門するときって「家の近所にあったから……」とかの理由じゃないですか。だけど、そこのジムはイベントAと付き合いが深くて、別の団体Bには出られないとか。そんなことを最初から理解してジムに入る選手って少ないじゃないですか。
――たしかに(笑)。
高崎 しかもイベントAに出られるからと思って入ったのに、情勢が変わって団体Bにしか出られなくなるようなケースも充分に起こりえるんですよ。
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