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「【コンビニの無人化が格差社会をさらに進める? 1 】 無人店舗が増えることで “マイナンバー” は普及する」
今日は「AI時代の経済と正義」という話をしようと思います。
よろしくお願いします。
それぞれが繋がっていて大事な話なので、積み残しがあれば来週やろうかなというのが、2週に分けた理由なんですけど。
これは日経新聞の電子版の記事なんですけど、11月30日の記事ですね。
『顔認証で「無人コンビニ」セブン、NECと実験店』と。
今日は、こういうふうに、ニュースを見ながら話していこうと思います。
セブン-イレブン・ジャパンは12月、NECと組み、顔認証技術で利用者を特定し会計ができる店舗を開く。
案外、動きが早い。発表されたのが11月30日ですね。
もう12月にはそういうリアル店舗を開くそうです。
これがなければ、やってることは最近の地下鉄でよくある “無人レジ” とそんなに変わらないんですよね。
売店のおばさんが忙しそうな時には、横にある無人レジを使って、自分でPOSでおにぎりとかドリンクを読み取って、勝手に会計して持っていくという仕組みになっているんですけどね。
それとどこが違うのかというと、SuicaとかPASMOとかICOCAとかを出す代わりに顔認証とか社員証で確認が出来るというところ。
ただ、すごいのは、日本円という通貨を介さずに “給料天引き” となるところなんです。
まあ社内販売扱いになるんじゃないかと思います。
「じゃあ、万引きとかが発生したらどうするのか?」というと、スーパーのレジとかは重量で測って、そういうトラブルが起きないようになってるみたいなんですけども。
基本的には「万引き被害の被害金額よりも、レジ打ちの人件費の方が高くつく」というふうに見ているわけです。
つまり、あくまで “コスト問題” として、こういう無人レジというのをやっていたんですけど。
「大学構内の売店で学生証を提示すると~」ということになるはずなんですよ。
ただ、NECの社内コンビニでは「社員の給料からの天引き」ということが出来たんですけど、学校は、まさか学生証と個人の預金残高のヒモ付けというのが行われていないはずなんですよね。
だから、2019年、2020年あたりには、こういった個人ナンバー……いろんな人が学生証というのを持ってたり、社員証というのを持っていたり、保険証というのを持っていたりするじゃないですか。
そういった個人ナンバーと、預金またはデポジット金額をヒモ付けるのが当たり前になるでしょう。
他にも、Amazonポイントもそうですね。
「あらかじめ自分で1万円とか2万円と、お金を入れておいて、そこから払う」ということにすれば、最終的な個人情報や預金情報とヒモ付けずに電子決済が可能になるというふうになってるんですけど。
それがもう、どんどん面倒くさくなってきてるわけですね。
なので、そういった個人ナンバーと預金口座もしくはデポジット専用口座とのヒモ付けになってくるでしょう。
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