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メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。
かたっぱしから答えてみましょう。
「人間として認知されない」
人間として認知されなくなってしまった。生活保護を受理されづらくなった。どうすればいい?
※この回答は2011/10/26に放送された『ニコ生シンクタンク』内の1コーナー、『なりすまし人生相談』を文章起こししたものです。
このコーナーは「特定の人物に”なりすまし”て勝手に作られた相談文に岡田斗司夫が答える」という趣旨の一種の戯れであり、当然のごとく、ここで質問者とされている方からの相談ではありえません。
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例えば、駅前の駐輪場がいっぱいになったからといって、「みなさん、駅に自転車で来るのやめてください! 駐輪場は全部廃止します!」と言ったらどうなるか?
放置自転車の撤去とか、そのための収納場所を用意したら、結局、駅前に駐輪場を置いてたより、コストも手間もかかってしまう。
こういう問題が僕らのは社会ではよく起こる。
では、暴力団排除条例で厳しくして、彼らのインセンティブを奪うとどうなるか?
暴力団を続けることのメリットやデメリットのバランスが変わって、暴力団の人数が増えたり減ったりするのか。
もしくは、地下に潜っちゃって、いわゆるマフィア化してしまうのか。
この辺りを考えるのがポイントだろうけども。さあ、みんなはどう考える?
俺が子供の頃、「警察に頼めないことを暴力団に頼む」という場合がよくあったんだ。
彼らはそこで100万円を取るんじゃない。120万円とか150万円とか、余分に取るわけだよな。これが彼らのお小遣いになるわけだ。
警察がこういうことに介入しないから暴力団みたいな組織がその間に入る、ということをやってた。
それが、徐々に時代が後になるにつれ、「警察の数が少ない、犯罪が多い」でなく、「困っていることで警察に頼めないことが多いから」という理由で、暴力団を使うようになった。
(この続きは次号)