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岡田斗司夫のニコ生では言えない話
 岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/09/07
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おはよう! 岡田斗司夫です。
メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。
かたっぱしから答えてみましょう。

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「ネット民が行っている『嫌いなタレントをテレビから追い出す活動』に効果はありますか?」


 ネット民が大挙して、嫌いなタレントをテレビから追い出そうという活動をたまに見ます。
 あれに効果があると思いますか?
 って言うか、岡田さんは大丈夫ですか?


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 正直な話、あんまり効果ないよ。
 多分、ネットの人は「テレビの人はネットを見てない」と思うのだけど、テレビの人たちもネットの人たちが「嫌いなタレントさんを追い出そうとしてること」を全部チェックしてるんだよ。


■今はクレームの効果がなくなっている

 会議の時でも、「こんな運動で盛り上がってる。でも、そんなに人数いないの分かる」と言われてる。
 だから、効果ないと思う。

 ネットに人たちは「この企みは自分たちだけ」「外の人は見てない」と思うけど、実は外の人もネット民なんだ。
 だからネット民じゃなくて、「騒ぐ人」と「騒がない人」の方が近いと思う。

 「この役者さんを出すな」という劇場へのクレームがある。
 昔は動いた時もあるそうなんだけど、今はクレームで人で降ろしたりすると問題がある。

 都立美術館だって、会田誠の作品をクレームが理由で都の職員が外したから、大問題になったじゃん。
 逆に言えば、クレームという方法が使えなくなってきてるんだよね。


■ネットの企みはすべて見られている

 そういう運動をやろうとする人にメリットのある話をするのなら、ネットを自分たちの企みの場に絶対に使わない方がいい。

 2ちゃんねるのような掲示板やツイッターでやってる限り、それは誰かが見てる。
 その誰かが同じようにタレこんだり、関係者に言っちゃったりするわけ。

 誰かの手の内で踊るじゃないけれど、「騒いでる人がいるけど大した事がないですね」という証明になっちゃう。
 正直、あまり効果は無いと思います。


【まとめ】
 テレビの人たちもネットを見ています。
 ネット上での企みは全部バレていますので、正直、効果はあまりないと思います。