働かないで暮らしたいと思っても、現実は日々の仕事に追われる人が多いのではないでしょうか。ではどのようなアクションを起こせば、不労所得を得られるのでしょうか。

不労所得とは? 不労所得の例

不労所得とはその文字の通り、働かずして得る所得のことです。とはいえ、働かずに所得を得るのは簡単なことではありません。

そう考えると、自身の労働を最小限に抑えても、所得を得られる仕組みを作っておくことが必要です。当然その仕組み作りの際には労働や努力が必要になります。不労所得を得ている期間中でも、ある程度の管理が求められる場合もあります。

不労所得にはさまざまな種類がありますが、その共通点としては継続的に所得が発生するという特性があります。例えば、作曲や作詞、著作権などの権利で得る収入、書籍の出版によって得る印税なども不労所得にあたります。

このほかにも、株式や債券の配当・利子、不動産投資での収入などは不労所得ですし、身近なところではブログの広告収入も不労所得の一つとして数えられます。

不労所得を叶える、おすすめの投資方法

将来的な不労所得を目指すなら、投資によって資産を運用することを検討してみてはいかがでしょうか。労働せずに生活するためにはそれなりに資産を増やす必要があるため、口座預金や国債など金利の低い商品にはあまり期待できません。

おすすめなのが、株式と不動産です。株式投資は銘柄によって少額から投資することも可能なため、初心者や資金が少なくても始めることが可能です。投資資金が大きくなれば、配当金や株主優待といったリターンも大きくできる可能性があります。ただ株式投資は難易度やリスクも高い投資方法です。株式で大きな利益を得ている人もいますが、失敗している人はそれよりも多いことを頭に入れておきましょう。

株式に比べて自分でコントロールしやすく、収益を生み出す現物としての資産となるのが不動産です。不動産というと大きな資金が必要なイメージがあるかもしれませんが、金融機関から融資を受けてローンを組むことが多いため、少ない資金でも投資ができるという面も持っています。中でも、マンションの区分所有やアパートであれば比較的ハードルは低いでしょう。

不動産投資の場合には、利回りのいい物件を見つけることや適切な管理を行うこと、また購入後に必要となる経費や税金の試算、空室や災害などへのリスク対策をしっかりと勉強して、よりよい投資を行えるよう努めることが必要です。

不労所得を得るための注意点

働かずに収入を得るためには、自分に向いている方法を見つけ、実行するために必要な知識を身に付けることが大切です。仕組み作りの段階で怠けてしまっては、不労所得を得るどころか資産を減らすことにもなりかねません。何もせず、楽をして収入を得るのが不労所得ではないのです。

また、収入と支出のバランスにも注意しましょう。たくさん収入があっても、支出がそれを上回ってしまっては意味がありません。特に投資額や投資先を増やす際には、必要経費や税金を把握した上で慎重に決断することが重要です。

また不労所得をどうして実現したいのか、叶ったらどう過ごしたいかを考えておくのもおすすめです。「働かなくてもお金が稼げるといいな」といった漠然とした動機では、途中で方向性がわからなくなって目標を達成できない可能性もあります。家族とゆっくり過ごしたい、趣味に時間を費やしたい、海外に別荘を買いたいなどの目標を持つと、「いつまでに」「どれくらいの収入を得られるようにするか」などが具体的になります。

自己分析の上、最適解を

不労所得を目指して投資を始めても、成功を手にするまでには様々な困難やリスクが訪れるものです。結果を急ぐのではなく、自分が持っている資産や能力・経験、そして持っていないものを自己分析したうえで、最適な方法を見つけましょう。