昨夜「Elvis Costello」のコンサートに行った!
巨大ルーレットを観客に廻させて
出た歌を歌うという特殊な内容だ!
東京で三夜連続のショーを終えたせいか
はたまた日本で風邪をこじらせたのか
彼の声ががらんがらんに荒れていた!
歌の途中で喉をおさえながら詫びる場面もあった!
数日前にテレビで生中継されたそのコンサートを
既に見ていた私には
ある高さ以上の音域を使って歌われる曲が
ルーレットから外されていたのに気づいた!
なるほど!
「やりたくないコント」をやらないために
ルーレットを使用した私と
その使い道は一緒だった!

観客を舞台に上げるという事は
全ての観客を信頼しているという事だ!
もしもおかしな観客を舞台に上げたら
なにか危険な事を始められたり
ひょっとしたらファン心理が行きすぎて
ジョン・レノンのように殺されてしまう場合もある!
しかし昨夜のコンサートでは
警備員の姿をした存在は一切見られず
Elvis Costello本人が客席最後列まで歩いて来ては
観客の手を引いて舞台まで誘導していた!
観客もまたおかしげな行動に至る様子は一切なく
Elvis Costelloが客席をねり歩きながら歌っても
誰もその帽子や眼鏡を奪おうなどとはしなかった!
演者と観客が信頼し合っているのは明らかだった!
私は歌よりなにより
その信頼関係に感動した!

例えば私は寄りついた事もないが
アイドルと呼ばれる人達のコンサートには
どれほどの信頼関係があるのだろう?
演者が警備員無しで客席に降りたら
一体何が起きるのだろう?
恐らく単なる”もみくちゃ”ではなく
”追いはぎ”に近い事が
発生してしまうのではないだろうか?
職業上「ファンは大切にする」とは言うものの
それはあくまでも境界線があっての話だ!
境界線を引くという事は
”相手を信用していない”
という意志表示である!
そんな明らかな不信感に満ちた場を
私はなんだかとてもむなしい物と感じてしまう!
だからこそ昨夜のElvis Costelloのコンサートが
私を最高にひろがせたのだ!

一昨晩に開催した
『絶対服従SHOW インプロビアス・バスターズ7』
でも私は観客をいっぱい舞台に上げたし
出演時間のほとんど全てを客席で過ごした!
もちろん私はアイドルではないが
人生のどこかで恨みをかっているかもしれないので
危険が発生する可能性はゼロではない!
しかし私は
私が関わる物を見てくれる観客を
完全に信頼している!
なぜなら私のこれまでの創作の中に
「目的を達成するなら手段を選ぶな」
といったメッセージが一切無かったからだ!
怒りや衝動が原動力となって起こされる行動は
必ず悪い方向へ進む
という作品を書き続けたからだ!
なので私の作品を愛してくれる人達は
その時点で信頼に値する人々なのだ!
私はこれからも客席を歩き廻り
観客と触れ合うだろう!
昨夜Elvis Costelloが見せてくれた
すさまじいまでの信頼関係は
私の理想とするところなのである!

やっぱり彼が私に与える影響は強い!
だからこそ
『ドーナツ博士とGo!Go!ピクニック』では
こんな格好でオープニングに登場したのだ!


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そんなこんなな話を
今朝は「山形放送」ラジオ
『グッとモーニン!!』で語った!
毎月一度
電話出演させてもらっているラジオ番組だ!
出演中はBGMとして
Elvis Costelloの大好きな一曲
『Everyday I Write The Book』
を流してもらった!
早朝は苦手なのだが
おかげでなんとも心地のいい朝となった!

番組司会者の門田アナウンサーによれば
「山形」は山形市内でもかなりの雪だそうだ!
「大阪」もなかなか寒いのだが
恐らく東北は比にならないほど寒いのだろう!
「お気をつけて」
などとは決して言わない!
豪雪地帯に暮らす人にとって
雪の降らない地域の人から
雪の注意を促されるほど面倒な事はないからだ!
ここは何も言わず快晴の「大阪」をひろぐとしよう!

はてさて!
最近多い質問として
「”劇団ひろひょう”って何ですか?」
というものがある!
なんでも私が
「大将」こと「兵動大樹(ひょうどう・だいき)」君と
劇団を組むのではないか?
という噂だ!
きっぱりと否定しよう!
噂ではない!
本当だ!
詳しくは次の『ひろぐ』でお伝えしよう!

そんなわけで
今夜は20時から『語るひろぐ』を生配信!
ゲストは「国木田かっぱ」さんだ!
ものすごく楽しみな私なのであった!


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そうだ!
『絶対服従SHOW インプロビアス・バスターズ7』は
予想通りに「ボクドル」こと怪獣「安田由紀奈」が
強烈なパフォーマンスを炸裂させた!
彼女が即興で発する言葉は
お客さんが作り出す難題を越えて
はるかに意味不明だった!

「納豆は!
 お皿に載せて食べるとお皿が汚れるので!
 プラスチックのカップから!
 そのまま食べる事!」

なぜ”魔王”と”勇者”と”遊び人”が”牢獄”にいる設定で
突然誰も尋ねていない納豆の話をしたのだろう?
不可解を越えて
不安定を感じた!
おかげで難題に対処すべき「バスターズ」達は
「バスターズ」vs「ボクドル」&観客
というアンフェアな試合に挑まざるをえなかった!
そうなれば結果として
観客側につく「ボクドル」人気は急激に上がった!
打ち上げ会場では全員が彼女を指差して
「もうこいつ呼ばないで下さい!」
と苦情を申し立てた!
初めて「バスターズ」が一つになった
感動の瞬間だった!
だからまた「ボクドル」を呼ぼうと思った!
そんな「ボクドル」は
「明日は登山に行くんで!」
と言って打ち上げ会場から消えて行った!

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