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自分が死ぬとわかっているギタリスト
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自分が死ぬとわかっているギタリスト

2014-03-07 00:00
    とあるテレビ番組から
    出演依頼をいただいた!
    収録は今月12日だ!
    かなり特殊なルールによる大喜利番組で
    勝ち負けは無いのだが
    もしもあれば負ける気がしない!
    そんな内容だ!
    またしても関西ローカルの放送なのだが
    情報が出たら改めてここでお伝えしたい!

    私はこの出演依頼が来た時
    まずは悩みに悩んでお断りした!
    内容としては断る理由が一切ない!
    問題は3月12日という収録日だった!
    マネージャー「たけちゃん」の手元にある
    私のスケジュール帳では
    空欄になっていたと思うのだが
    私のスケジュール帳には「◎」付きで
    大切な予定が書き込まれていた!
    それはあるコンサートに出掛ける日だった!

    「仕事と娯楽とどっちを取るんだ!」

    と叱られたところで
    私は迷いなく娯楽を取る人間なのだが
    依頼を受けた大喜利番組も
    私にとってはかなりの娯楽に思えた!
    なのでその選択は私をおおいに悩ませた!
    悩んだ末に番組出演をお断りした!
    私が行くべきコンサートは
    ”娯楽”よりも上にあるべきものだったのだ!

    この『ひろぐ』をお読みの方の中で
    「Wilko Johnson(ウィルコ・ジョンソン)」
    というギタリストの名を知っている人は
    どれだけいるだろうか?

    以前私は『ひろぐ』の中で
    「Pub Rock(パブロック)」
    という有名無実な音楽ジャンルに関して記した!
    そして自分が作家として
    「パブロッカー」である事を明言した!

    『私は「パブロッカー」』(2010年2月17日記事)

    「Dr.Feelgood(ドクター・フィールグッド)」
    は1971年に結成された
    「Pub Rock」の伝説的バンドである!
    ボーカルの「Lee Brilleaux(リー・ブリロー)」が
    1994年に他界したため
    再結成などは不可能となり
    更に伝説としての位置づけは高まった!
    「シーナ&ザ・ロケッツ」や
    「ウルフルズ」や
    「ミシェルガン・エレファント」など
    日本でも様々なバンドに影響を与えた事で
    広く狭く知られている!
    「Wilko Johnson」は
    そんな「Dr.Feelgood」の初代ギタリストだ!


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    しかしどうやら
    「Wilko Johnson」というギタリストが
    ”伝説”として扱われているのは
    日本だけのようだった!
    ある関係者からの話によると
    彼は本国イングランドで
    生活保護を受けていたとも聞く!
    来日コンサートの際
    ファンからもらって嬉しいプレゼントは?
    という質問に対して彼は
    「靴下!」
    と答えたそうだ!
    見れば彼の靴下には
    つま先部分がまったく無かったそうである!

    彼が末期のすい臓がんである事を発表したのは
    昨2013年の1月だった!
    彼は医師から告知を受けるなり
    その事をすぐに世間に向けて公表した!
    そして
    延命治療は行わず
    命が尽きるまで音楽活動を行う事を宣言した!
    あれから1年以上が過ぎた!

    末期のすい臓がんであれば
    医者に言わせれば
    とっくに寿命は来ているはずだ!
    そんな彼が突然
    「3月に日本でコンサートをやりたい!」
    と言い出した!

    ほぼ間違いなく
    これが最後の来日と言われている!
    もしそうでなければ幸いだが
    その可能性は医学的に考えてとんでもなく高い!
    そして恐らく
    本人もそれを知っている!

    人間風車「ビル・ロビンソン」
    今月末に来日する予定でありながら
    つい先日息を引き取った!
    3月12日に大阪でコンサートを行う
    そんな「Wilko Johnson」だが
    そのコンサートが
    本当に行われるかどうかも
    実のところ定かではない!

    チケットは発売と同時に完売した!
    出遅れた私は
    様々な友人に相談し
    どうにかこうにか入手に成功した!
    相談に乗ってもらった方々には
    今ここで深く感謝したい!

    自分がもうじき死ぬ事を知っているギタリストが
    我が家の近くまで来て演奏してくれる!
    ギタリストでもなんでもない私に
    「パブロッカー」として多大なる影響を与えてくれた
    伝説の人物が
    最後の演奏を行うべく
    大阪にやって来る!
    私にはそれを見守る義務がある!

    「3月12日は
     19:30から人生の義務を果たさなければいけません!
     19:00にはテレビ局を出る事が可能ならば
     番組に出演させていただきます!」

    この不可解なメールに
    「たけちゃん」はかなり首をひねった事だろう!
    しかし私からの不可解なメールは
    今に始まった事ではない!
    敏腕マネージャーぶりを発揮してもらった末
    私は番組出演後に
    コンサート会場に向かう予定となった!

    彼が得意とする
    あたかも二人で弾いているかのような
    不思議なギター奏法を
    遺言のように解説する
    雑誌『ギターマガジン』製作による
    とても貴重な動画が
    インターネットで字幕入りで流されている!
    『Wilko Johnson Special Playing Analysis』
    と題されたその映像は
    昨年1月に東京で収録された物らしい!
    彼が自らの病気を発表した時期だ!
    ほんの数年前から比べて
    いきなり老人になったような姿で映像に現れる彼は
    冒頭で実に楽しそうに人生を振り返る!
    そして彼がステージで聴かせるギターよりも
    はるかに強烈な
    この言葉を語る!

    “Now that my life is ended
      but I don’t regret anything.”
    (もうすぐ人生が終わることになるけど
     後悔したことなんて何もない)

    この言葉を言う事が
    私にとっては人生最大の目標だ!

    動画『Wilko Johnson Special Playing Analysis』

    彼のFacebookによれば
    先月(2月)末に
    「The Who」の
    「Roger Daltrey(ロジャー・ダルトリー)」と共に
    ロンドンで大盛況のライブを終えたそうだ!


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    そして!
    その2人によって制作された最新アルバム
    『Going Back Home』が
    イングランドのAmazonでは
    1位の売り上げだそうである!


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    なので恐らく
    今の「Wilko Johnson」は
    靴下を欲しがらないだろう!

    さぁ来い「Wilko Johnson」!
    「パブロッカー」を自称する作家が
    しっかりと看取ってくれよう!
    それをしなければ
    あなたと同じ言葉
    「I don’t regret anything.」
    が言えないのだから!
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