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mothy_悪ノP 書き下ろし『拷問塔は眠らない』番外編-第3話-
2013-12-25 18:00このブロマガでしか読めない、mothy_悪ノP書き下ろし小説『拷問塔は眠らない』番外編。今夜、いよいよ最終話をお届けします。ハンク卿による犯罪組織ペールノエル討伐『ケイヴ・ホラガの討伐戦』は、一体いかなる結末となるのか……?どうぞ、お楽しみください。 【前回のあらすじ】→前回掲載分はこちら英雄・ハンク卿による、犯罪組織「ペールノエル」討伐のための戦いである
通称『ケイヴ・ホラガの討伐戦』に
司令部付きのラッパ手として参加することになったマルコ。戦いが始まったその時、突如轟音をたてて洞穴が崩れ落ちた。さらに雷が轟き、「人間」だったはずの傭兵が背に翼を生やして戦い始める。洞穴の崩落をきっかけに始まった、神話の神々の戦いのような「ありえない状況」を前に、マルコはビューグルを吹き、ラッパ手としての使命をまっとうしようとするのだが…… ビューグルからは、マルコが予想していたよりもずいぶんと低い音が響 -
mothy_悪ノP 書き下ろし『拷問塔は眠らない』番外編-第2話-
2013-12-18 18:00このブロマガでしか読めない、mothy_悪ノP書き下ろし小説『拷問塔は眠らない』番外編。今週は、先週掲載の第1話の続きをお送りします。三姉妹の父であり、恐ろしい拷問卿として知られるハンク・フィエロン。彼が「英雄」だった頃の物語を、どうぞお楽しみください。【前回のあらすじ】→前回掲載分はこちら英雄・ハンク卿による、犯罪組織「ペールノエル」討伐のための戦いである通称『ケイヴ・ホラガの討伐戦』に司令部付きのラッパ手として参加することになったマルコ。いよいよ敵の本拠地である洞穴に到着し、戦いが始まった。戦いの様子を見守っていたマルコの視界を、黒い鳥の羽根が過ったその時……---------------- 大きな石の塊が突如として空から舞い降り――エリスの身体共々、高台を吹き飛ばしたのだ。
最後の一瞬、彼女は何か叫んでいたようにも見えた。だがその声は、高台の崩れる轟音にかき消され、おそらくは誰の耳 -
mothy_悪ノP 書き下ろし『拷問塔は眠らない』番外編-第1話-
2013-12-11 18:00「ハンク卿」と「ロマリウス」、「妖魔」と「終末文書」――前回、前々回更新でアップしたmothy_悪ノPインタビュー【前編】・【後編】では『拷問塔』の世界を紐解くキーワードが多数登場しました。キーワードにもっとも深く繋がる、のちに拷問卿と呼ばれる三姉妹の父・ハンク卿が「英雄ハンク卿」だった頃の物語を、mothy_悪ノP書き下ろし短編として当ブロマガにて3週にわたり連載いたします。悪ノPによる、もうひとつの「悪」の物語を、どうぞご堪能ください。 焼けるように暑い日だ。
歩き続ける軍隊の横を、呑気に牛車が低い鳴き声を上げながら通り過ぎていく。荷台には何も乗っておらず、御者の姿もない。おそらくは持ち主が離れている隙に逃げ出したのだろう。
乗り手のいない牛車を咎めてもしょうがない。兵士達はみな、半笑いを浮かべながら自分達と反対方向に向かっていくその牛を黙って見送った。それはラッパ手のマルコもまた -
mothy_悪ノP『ーエメラルドの少女ー』インタビュー【後編】
2013-12-04 17:30大変お待たせいたしました。「拷問卿の三姉妹」から、「エメラルドの少女」へ。繋がっていく物語と、物語のこの先までをmothy_悪ノP自らに語っていただくロングインタビュー【後編】です。今回は、「妖魔」という存在、世界の謎について語っていただきました。「拷問塔」の世界をご堪能ください。
◆ハーガインとロマリウスとハンク卿の関係について教えてください。
それぞれにお互いをどう思っていたでしょうか。
ハンク卿のベリトード討伐譚である「ランスロード・ハーク」の中では、ハンク卿は「英雄」です。
ロマリウスは人間の世界での地位を築きつつ、「ハンク卿の友人」としての地位を築いてもいます。
歴史の表舞台に立っているのは、この二人です。
ハーガインは、一般的にはハンク卿とロマリウスに付き従う従者的な存在として認識されています。
ハーガインはハンク卿に対しては、お互いある程度友好的な感情を持っていました。
しか
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