Vol.249
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          『そこそこ週刊・畠山理仁』

       ただのお騒がせ政党ではない「N国党」(2)
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●当選直後から世間を騒がせる
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NHKから国民を守る党(N国党)の立花孝志党首は、参議院議員としてバッヂを付けると、さっそく世間を騒がせた。7月29日、丸山穂高衆院議員の入党を発表したのだ。これによりN国の党所属国会議員は衆議院1名、参議院1名の2名になった。

丸山議員は今年5月、北方領土の国後島を訪問中に「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」などと発言して日本維新の会を除名された。過去にも飲酒の後に暴言を吐いており、自身で断酒する旨をTwitterで書いていた。しかし、国後島での問題発言時も酒を飲んでいた。

7月29日に開かれたN国への入党会見で、筆者は丸山議員に「今後も酒は飲むのか」と聞いた。丸山議員は「飲む」と言い、立花党首も「丸山議員の自由」と明言した。飲むのはもちろん個人の自由だ。しかし、お酒を飲めば、どんな発言が飛び出すのかわからない。大きな不安はあるが、それでも丸山議員は「有権者の代表」である。