Vol.118
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          『そこそこ週刊・畠山理仁』

 大阪市長選で前代未聞の事態が進行中! 何者かが候補者を引っ張った!

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●候補者が別の候補者の個人演説会にやってきた!
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 大阪市長選挙まっただ中の3月12日夜。選挙に立候補している候補者が他の候補者の個人演説会場に聴衆として入場し、質疑応答時間に挙手をして質問しようとしたところ、退場させられる騒動があった。

 同日午後7時30分から大阪市北区の中崎町ホールで開かれていた橋下徹候補の個人演説会場には、マック赤坂候補、藤島利久候補が一般参加者と同じように入口で受付をして入場していた。

 マック赤坂、藤島利久両候補の当初の目的は、橋下徹候補に直接質問をした後、「大阪市長選挙に立候補している全候補で公開討論会をしよう」という文書を手渡すためだったという。

 この文書は同日午前、大阪市政記者クラブで、マック赤坂氏、藤島利久氏、二野宮茂雄候補の三候補が揃って記者会見した際に公表されている。午前の会見では二野宮茂雄候補も含めた3人で橋下徹候補の個人演説会場に行くという話だったが、二野宮茂雄候補は疲労のため個人演説会場には姿を現さなかった。

 個人演説会は開始から1時間以上、何事もなく進行した。地元選出市議らの話が終わると、大阪維新の会幹事長である松井一郎大阪府知事が登壇して「大阪都構想」について説明。説明がひと通り終わり会場との質疑応答が始まった午後8時40分すぎ、橋下徹候補が入場。すると会場の雰囲気が大きく変わった。