『そこそこ週刊・畠山理仁』
Vol.130
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『そこそこ週刊・畠山理仁』
秘密保護法違憲訴訟、原告席、傍聴席とも満席
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●裁判所も「注目の裁判」と認め、傍聴券は抽選に
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みなさんこんにちは。フリーランスライターの畠山理仁です。
読者の方はすでにご承知かと思いますが、6月25日(水)午前11時から、東京地裁803号法廷で、フリーランス表現者43名が提起した「特定秘密保護法違憲確認訴訟」の第一回口頭弁論が開かれました(谷口豊裁判長)。
この裁判の内容を簡単に言うと、フリーランスのジャーナリスト、ライター、編集者、カメラマン、映画監督など43人が原告となり、「特定秘密保護法は憲法違反であることの確認を求める」「憲法違反であるから施行の差し止めを求める」「原告1人あたり10万円の国家賠償を求める」裁判です。
43名の原告が裁判期日決定後から「change.org」などを通じて再三呼びかけたこともあり( http://chn.ge/1mDkAma )、51席の傍聴席が満席となることが予想されました。そのため裁判所は裁判の前日になって傍聴券の抽選を行うことを決めました。
結果的に70名以上の傍聴希望者が、抽選締切の10時40分までに東京地裁1階正面入口の抽選場所に来てくださいました。本当にありがとうございます。
当初は先着順に傍聴席に入ってもらう予定とお知らせしていましたが、急遽、抽選が決まったために傍聴できなかった方も出てしまいました。また、抽選があることをご存じないまま、直接、法廷に向かい、入場できなかった方も出てしまいました。
大変申し訳ありません。今後も正確な情報を迅速にお知らせして行こうと思っていますので、引き続きご注目下さい。
今回、抽選が行なわれることになったのは、裁判所が世間の空気を注意深く見守っていることのあらわれだと思います。原告側は当初、裁判所に「何名傍聴に来るかわからない。今回は先着順でいいのではないか」と伝えてありました。それが抽選になったのは「change.org」で署名が400名を超えたこと、また、社会の注目が高まっていることを裁判所が認識したからだと考えられます。これは非常によい傾向だと思います。裁判所もしっかりと審理してくれることが期待できるからです。
次回の裁判も抽選になる可能性が高いと思いますが、今回以上に傍聴希望者が東京地裁に集まってくださることを望みます。また、抽選になるかどうかも、早めに裁判所から告知してもらうよう求めています。たくさんの方がこの裁判に注目している、という事実が、大変重要なのです。裁判の進行については、今後もわかり次第、お知らせしていきたいと思っています。
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