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早田英志のスーパー人生論 特別寄稿     ~抗体検査、外国レポート~
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早田英志のスーパー人生論 特別寄稿     ~抗体検査、外国レポート~

2020-05-08 15:49

    愚かなる者も黙するときは知恵ある者と思われ、
      その口唇を閉じるときは聡き者と思われる
                     「旧約聖書-箴言十七章二十八節」

     コロナ劇場の二幕目の幕が切って落とされた。
    東京では慶應病院をはじめ3カ所の病院で二百人から三百人の無作為(一カ所では有為
    の人員混成)の一般外来患者を選んで抗体検査がなされ、大阪でも同様な規模の抗体検
    査、つい最近は神戸の中央市民病院で千人の無作為の一般外来患者を対象に抗体検査が
    行われた。結果は驚くべく、政府の一番恐れる弱いところを突いてきた。
    なんと3%から5%におよぶ陽性経験者が明らかにされたのである。
    平均値を単純計算で少なめに見積もっても東京、関西にそれぞれ四、五十万人のコロナ
    感染者がいたのである。80万人から100万人にものぼる数の感染者がいて、そのう
    ちの大部分が治癒してしまったとしても、周りのどれほど多数の人に感染させたことだ
    ろうか。圧倒的多数の感染者が現在日本国中に存在するという事が証明された。
    どんなに少なく推測しても二、三十万人以上、妥当なところ五、六十万人、あるいはそ
    れ以上でしょう。遅かれ早かれ感染爆発がやって来るでしょうが、いや、既にもう来て
    いるのです。
    厚労省が全国の保健所に
    ”絶対にPCR検査を受け付けてはならない、徹底的に拒絶せよ”
    という指令を伝達した時には感染爆発は起こっていたのです。その時の前後に多数の感
    染者が保健所を訪れ検査をしてくれと叫んでいました。追い返されたゴマンの感染者は、
    多分風邪かもしれないと自己療養したのです。また、病院へ行っても無論カゼ処方箋さ
    れるだけですけど。
    その時以前ではまだ都内に感染者5、6万人全国でも12、3万人だったかもしれません。
    それがその後感染爆発で短期間に一挙に倍加したのです。そしてその後さらに倍加して、
    現在の感染者数に到達しているのです。
    驚くことに、政府も専門家会議もこの貴重な抗体検査の結果をまるで無視しているので
    ある。
    彼らが、この幾万のコロナ感染者に対し画策している事は、
    ”我が国の大部分を占める若い感染者は放っといて、自己治癒してもらい、最小限のお年
    寄りには死んでもらおう”
    という目論見なのであろう。
    いずれ五月の連休後には感染者数は増加する。専門家会議はその責任を
    ”ゴールデン・ウイークの期間中、自粛を守らなかったからダ”
    と国民に押し付けることだろう、あるいは厚顔無恥にも第2派の襲来だと。

    ふだんでも人手不足で検査に手が回らないと言い訳している厚労省、保健所は都内でも
    全国的にも徹底的にPCR検査を抑えて感染者数を出したくないのは周知の事であるが、
    このGWの休暇期間中は過労の職員を休ませねばならぬので相当非効率な検査状況では
    あったろう。
    常態であれ、厚労省の”クラスター潰し”班が指示する検体と病院から送ってくる重症者
    の検体だけしか受け付けない非道い我が国の保健所のPCR検査体制ではあるが、最近で
    は外圧に押され少しはPCR検査を増やさなければならないと追い込まれてきた。
    日本の政府が発表するコロナ感染者数はまったく意味がない。
    僅かばかり減少したら、”全国の感染者数が減少傾向にある”、と言ってはばからない。
    それをはるかに上回る数の感染者が巷で発生しているとしたらどうなんだ。
    たった二、三日の数字増減で何おか言わんやである。
    確実に言えることは、この自粛措置が完全に守られていれば現在国内に存在する何十万
    人にも昇る感染者数がそれ以上には増えないということだけだ。日本国民として正にそ
    う願いたいものである。
    隠蔽できない死者数だけが真実を物語っているが、これからもコロナ死者はおびただし
    い数に増加することであろう。その全ての責任は、長い間厚生省を牛耳ってきた我が国
    最悪組織の一つである医療マフィアの日本医師会と日本政府にある。
    オリンピックをやりたかった政府の感染者数低見せの思惑(そのためのPCR検査抑制)
    と、脆弱な医療体制の病院や医師達をコロナ禍から守ろうとする日本医師会の思惑(院
    内感染を避ける)が結びついた談合による、国民のコンセンサスなしでの集団免疫路線
    の選択である。
    国民に明言することもなく、老人殺しの集団免疫作戦は着々と進められている。
    もはや進路変更はできないのだ。
    幸いなことに、我が国のコロナ致死率は他国と比べて非常に低いと見られる。それは日
    本人の健康状態が良く、糖尿病や心臓循環器系統の基礎疾患を持った対コロナ弱者も少
    なく、医療レベルも高く、多分に子供の頃のBCGワクチン取得が効いているのかもしれ
    ない。
    5月連休中に感染者数が少ないのは疑いのある検査希望者が既に保健所を敬遠し、病院
    にも診療費払って風邪処方箋じゃ行く気にならず連休の休息ムードもてつだい、ひどく
    なったら救急で駆け込めばいいと覚悟し、自宅療養していたのだ。その代わり連休明け
    の12、3日からは常態に戻り、再び感染者数増加が始まるだろう。
    もし万一縮小していくようなことがあれば自粛措置が大いに奏功したのであり、国民に
    とってこの上もない喜びだ。いずれにしてもゴールデン・ウイーク明けの一、二週が
    キーポイントとなり日本のコロナ運命が決まる。其処でピークを迎えるか、更に先送り
    されるか、先送りになれば経済的にも非常に厄介だ。実に運命的な日が、つい先に待ち
    受けているのである。
     それはさておき、アメリカからのコロナ状況レポートを少しやらせてもらえば、ここ
     
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