ドキュメント・架空請求業者の実態を暴く

僕あてに来た架空請求業者に電凸してみた!


 いまだに架空請求の被害がなくならないという。これだけネットで告発され、数年前には日本テレビ「バンキシャ!」でイマイ記者が架空請求業に取材した模様が放送されたのに被害額は減っていない。何で騙されるのかなあ、とは思うがお年寄りとかあまりその類の情報に通じていない人はびっくりするのだろう。

 まして最近はともに狡猾になってきて架空請求の電話をする時、数人でかけてきて、それぞれが役柄を決めている。子ども役、被害者役、警官役、弁護士役など。「脚本家」がそういったシナリオを書いて巧妙にお年寄りから金をだまし取っている。そして「役者」たちはお互い、知らない者同士。一人が逮捕されてもそこから連鎖で逮捕者が広がっていく事がしないようにできている。

             ※

 僕の話である。相変わらず、いたずらメールは多いのだがある日、僕の携帯にこんなメールが来た。その文面。


≪(株)DIGリサーチ【03-●●●●ー●●●●】

担当の田村と申します。

この度、お客様の携帯電話が迷惑メール拒否の設定をされている為、サイト運営会社から再三の催促のメールが届かないということで弊社が依頼を受けまして、ご連絡をさせていただきました。


お客様がご使用中の携帯電話の端末認証記録により、(有料複合サイト)の利用《着メロ・天気・懸賞・ニュース・ギャンブル・出会い・動画》等のコンテンツの登録があり、月額料金等の長期滞納が続いてるとの事です。


今後も不当に未払いを続ける悪質なサイト登録者には[利用規約]に基づき携帯個体識別番号から追跡し、お客様の身元調査をおこない、損害賠償等を求める民事訴訟(民事裁判)となります。


通信記録という証拠を提出したうえの裁判であるため、誤っての登録であっても支払い命令が下されます。

訴訟差し止め、退会処理希望の方は本日中に大至急ご連絡下さい。