ハックルベリーに会いに行く
小さな子供を持つお母さんと思わずした話について(1,931字)
相も変わらず教育について考えているのだが、最近小さなお子さんを三人も育てているお母さんに話を聞く機会があって、彼女の目下のテーマというのも、「子供にどのような教育を受けさせるか」ということにあった。やっぱり、教育は高い水準のものを受けさせたいと考えているのだが、その場合、中高は私立がいいのか公立がいいのか、あるいは中高一貫がいいのか別がいいのか、なかなか答えが出ないのだそうだ。
しかしながら、高校を受験するというのはあまり意味がないような気がしているから、一貫校の方がいいとも考えているらしい。今は公立でも一貫校がぽつぽつできてきているので、そういうところに行かせるのもありかと考えているとのことだった。
それを聞いて、ぼくはふと反射的に自分の意見を述べていたのだけれど、そこでの論旨は主に二つあった。
一つは、中高、あるいは大学の勉強というのは、基本的にそれほど大切ではないということ。なぜなら
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