岩崎夏海さん のコメント
このコメントは以下の記事についています
最近は「どうしたら夢を実現できるか?」という問い立て以上に、「自分は一体何をしたいのか?」という問い立ての答えの方を知りたいという人が増えている。ぼくの周りにも「自分が一体何をしたいのか?」ということについてなかなか答えが出ずもどかしい思いを抱えている人がいるし、あるいはぼく自身も「これからどう生きていくのが自分にとっていいのか?」ということの答えがなかなか見つからない。そこで今日は、そういうものの見つけ方について考えてみたい。
その前に、そもそもぼくにはかつて「小説家」というやりたいことがあるにはあったが、それをしようとすると人生が上手くいかないということがずっと続いていた。そのため2004年くらいから「自分がしたいことはせず誰かがぼくに依頼したことだけをする」ということを生き方の一つのスタイルとして定めた。それ以来、自分の願望は差し挟まず、依頼されたミッションだけを全力でこなす――とい
『もしドラ』作者の岩崎夏海です。このブロマガでは、主に社会の考察や、出版をはじめとするエンターテインメントビジネスについて書いています。写真は2018年に生まれた長女です。
とりあえずはwebでオピニオンを表明することだと思います。なんらかのオピニオンを発し続けるうちに、必ず引っかかる仲間、友だちはできます。ぼくは昔、オンラインゲームをしているときに思いがけず親友が二人できたんです。二人はトロワとクェスという名前で、期せずして二人ともガンダムのファンでした。ぼくはガンダムを全然知らないのですが。そんなのでも親しくなれて、ネットを通してではありますがずっと会話をしていました。その二人は、ぼくの話しを飽きることなく聞いてくれたんです。それが当時のぼくをどれだけ救ってくれたかわかりません。あのときは30代前半でしたが、ぼくの第二の青春ともいえるような時間でした。ですので、まずは自分から発することだと思います。そうすることで、人に何かを話すときというのは必ず来ると思います。
Post