最近は「どうしたら夢を実現できるか?」という問い立て以上に、「自分は一体何をしたいのか?」という問い立ての答えの方を知りたいという人が増えている。ぼくの周りにも「自分が一体何をしたいのか?」ということについてなかなか答えが出ずもどかしい思いを抱えている人がいるし、あるいはぼく自身も「これからどう生きていくのが自分にとっていいのか?」ということの答えがなかなか見つからない。そこで今日は、そういうものの見つけ方について考えてみたい。

その前に、そもそもぼくにはかつて「小説家」というやりたいことがあるにはあったが、それをしようとすると人生が上手くいかないということがずっと続いていた。そのため2004年くらいから「自分がしたいことはせず誰かがぼくに依頼したことだけをする」ということを生き方の一つのスタイルとして定めた。それ以来、自分の願望は差し挟まず、依頼されたミッションだけを全力でこなす――とい