岩崎夏海さん のコメント
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最近、どうすれば人間社会が円滑に運営されるか――ということを考えている。 すると、結局辿り着く結論は、「みんながやりがいを持って一生懸命働く」ということになる。 例えば「貨幣経済」などは、そのために開発された社会システムといえるだろう。「お金を稼ぐ」というのは、いろいろと楽しい。だから、お金を稼ぐために働く人が増える。働く人が増えると、経済が回る。経済が回ると、社会が円滑に運営される――そんな循環になっている。 「日本がなぜ太平洋戦争後にこれほどの経済成長を遂げたのか」ということを、この頃よく考えている。そうすると、考えれば考えるほど辿り着く答えは一つしかなくて、それは「元気が出た」からだ。 なぜ元気が出たのかといえば、太平洋戦争が終わったからだ。これがやっぱりすごかった。 太平洋戦争が終わって、日本人は元気になった。だから、経済復興、あるいは国の再興が為されたのである。
『もしドラ』作者の岩崎夏海です。このブロマガでは、主に社会の考察や、出版をはじめとするエンターテインメントビジネスについて書いています。写真は2018年に生まれた長女です。
真空状態の禍が豊かな福につながるという意味で、両者は別個のものではなく、地続きなのではないでしょうか。それはおそらく、生と死のように地続きなのだと思います。二つで一つなのです。
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