すると、結局辿り着く結論は、「みんながやりがいを持って一生懸命働く」ということになる。
例えば「貨幣経済」などは、そのために開発された社会システムといえるだろう。「お金を稼ぐ」というのは、いろいろと楽しい。だから、お金を稼ぐために働く人が増える。働く人が増えると、経済が回る。経済が回ると、社会が円滑に運営される――そんな循環になっている。
「日本がなぜ太平洋戦争後にこれほどの経済成長を遂げたのか」ということを、この頃よく考えている。そうすると、考えれば考えるほど辿り着く答えは一つしかなくて、それは「元気が出た」からだ。
なぜ元気が出たのかといえば、太平洋戦争が終わったからだ。これがやっぱりすごかった。
太平洋戦争が終わって、日本人は元気になった。だから、経済復興、あるいは国の再興が為されたのである。
コメント
コメントを書く新しい仕組みは、豊かな「福」ではなく真空状態の「禍」の中で生まれるということでしょうか。
>>1
真空状態の禍が豊かな福につながるという意味で、両者は別個のものではなく、地続きなのではないでしょうか。それはおそらく、生と死のように地続きなのだと思います。二つで一つなのです。